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21/08/20|言葉じゃないとかパッションだとか、案外嘘

もう少し期待していた自分がいたのが正直なところ、まあ現実はこんなもんか…感が否めなくて、これから先をどうしようかなと少し頭を抱えています。

昨晩、この映画祭期間中で初めてのFilmmakers Dinner(映画制作者オンリーの懇親会)がありました。コロナ禍だからかそれともいつも通りだったのかは分かりませんが、思ったよりもこじんまりとした懇親会でした。立食のパーティーだと勝手に思っていたので、着席式だったのが何よりも驚いた、、(笑)日本でよくある、「居酒屋で座って飲み会する」スタイルとなんら変わりがありませんでした。なのであまり多くの人とは挨拶が出来なかった…。残念。日本の映画祭だと、大抵のパーティーは立食式です。なので、映画祭の審査員や他作品の関係者とも比較的話しやすい環境なのですが、ここに来て着席だとはつゆとも思っていなかったので、正直かなり戸惑いました。運良く、プログラミングディレクターの前の席に座れたので『12ヶ月のカイ』の話も出来ましたが、他の監督やプロデューサーたちとももっと話をしたかったので、あの場所で正解だったのかはちょっと悩ましいです。

今回の映画祭で外国から来ているのは私一人だけだったようです。日本から来たよ、というのは割と驚かれました。だた、アメリカ人はもうコロナにそこまで興味がないのか(それはそれで凄いけど)特に日本のコロナの状況については何も聞かれませんでした。そういうもんか?と不思議に思いましたが、アリゾナの土地柄なんでしょうか…?他の州だったらもう少し違うのかもしれません。

とにかく、異邦人は私ひとりで完全アウェー。どう話しかけたら良いか分からない状況だったのもあると思いますが、言葉が通じにくい外国人よりは手近に話が出来る相手と彼等も話したいのだ、という空気感をなんとなく察知してしまいました。まあ彼等にとっては今日が初日だし、まだお互いの顔も作品もわかっていない状態なので、しょうがないか。とはいえ、外国人とも言葉を超えてコミュニケーションをしてみようという空気が全く感じられなかったのには、だいぶなるほどと思いました。映画祭ってそういうもんだったっけ…?日本でこれまで参加してきた映画祭では、外国人の人数は確かに少なかったですが、比較的私の周りの映画人も積極的に彼等とコミュニケーションを取るような方が多かったので、意外ともしかしたら日本の映画人の方が積極性あるのでは、とも思えましたね。

一応「君の作品はどれ?」と尋ねてくださる方はそれなりにいて、パンフレットのタイムスケジュールの欄にお互い印を付けたりといった程度のコミュニケーションは何度かありました。彼等が『12ヶ月のカイ』を見てくれた時にどんな反応をするか、楽しみですね。

明日は、帰国前に必要なPCRテストを受けます。
これ実は映画祭以上に一番重要なイベント…。証明書ちゃんと取れるのか…
(取れなきゃ帰国できない)

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