空想紅茶a

#『空想紅茶』渚十吾

折にふれ、手に取って眺めてみる、その本の名は
『空想紅茶』というのです。
著者は渚十吾さん。私の宝物の中の1冊です。

写真のコラージュと詩が書かれていて
なんというか、自由な本。
出版社は Blues Interactions, Inc. という不可思議なとこ。

手に入れた時、巻頭以外は2色刷りで
少し落胆してしまったのを憶えています。
でも、内容は、それは、それは、私好みでした。
ザラザラした紙もね。

四部構成になっています。
morning * afternoon * evening * night
その時間にふさわしい
渚さんのすきな 場所・本・音楽 が紹介されているの。

しばらく経ってみて、偶然にその中に出てくる本を
見つけて買っていたり、気になる音楽になってて
再び頁を開いた時に、あ、同じだと気づいて嬉しくなる。

たとえば、
場所 池の上の「十二ヶ月文庫」(確か移転)
本 「たんぽぽのお酒」!
音楽 ラヴィン・スプーンフル
ね、気になるでしょ。 くすくす。

お散歩マップも付いています。テクテク。


いつか自分の本を作ってみたい。という夢があります。 形にしてどこかに置いてみたくなりました。 檸檬じゃなく、齧りかけの角砂糖みたいに。