雨の日迷子 7 水菜月 2018年8月17日 13:33 目的地まで歩く時人が少ない道を行きたくて路地に入るのがすきだ。道なのか、道じゃないのか、どきどきする。今時分は花も葉も水滴をのせて生き生きとしていて妙に勇気づけられる。かたつむりと目が合う。雨が降って足が濡れても気分だけはいい。自分の中に落ちる水たまりはレコードのように輪っかを作って、音を奏でていく。やり過ぎて、路地|×路地にしてしまうと大人のくせに迷子になって、ここ何処になる。そんな時、世界を繋ぐものの電波は届かない。心の中で、あなたの名前を呼んでみた。 #散文詩 #写真 #欠片 『夏の欠片を拾う。』 ダウンロード copy #写真 #散文詩 #欠片 7 いつか自分の本を作ってみたい。という夢があります。 形にしてどこかに置いてみたくなりました。 檸檬じゃなく、齧りかけの角砂糖みたいに。 記事をサポート