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雪椿


雪を載せた椿を見た途端
君を思い出した

冬になるとすぐに真っ赤になる頬
好んでつけていた赤い髪飾り
はしゃいで雪を掬った赤いミトン

君と繋げるモチーフが色々あるけれど

何よりも
この雪に似合う可憐さが
ひときわ僕に訴えかけてきたようで

あの街に残してきた君を思い出して
勝手に浸っている僕を許してほしい


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いつか自分の本を作ってみたい。という夢があります。 形にしてどこかに置いてみたくなりました。 檸檬じゃなく、齧りかけの角砂糖みたいに。