フォローしませんか?
シェア
雨が降っている。 窓のこちら側にさえ伝ってくるのは、侵害。 こちらにおいでよと誘うつもりなら、お断り。 あめかんむりに下と書く君は、しずくなんて響きをもらってる。 その時点で、私とは合わない。 睨んだところで平気な顔の💧は 人だったら、キライになってしまうのに。 君が雨の使者だからゆえ、指で止めるだけの意地悪でとどまる。 🌂 本当は私の赤い傘が狙いなのでしょう? 私に似合わない、真っ赤な傘。 太陽のようなお母さんが買ってきた誕生日プレゼント。 いまどき、どこの女の子
小さなカフェがありました。 お役所の駐車場の角にぽつんと建っているそのカフェが、本当はお役所よりもずっとずっと前からあったことを知る人はもういませんでした。 だから誰もがそのカフェはお役所のものだろうと思っているくらいでした。でも、本当はどこのものでもありませんでした。 そこには娘さんがいます。お父さんの手伝いをして、珈琲を入れています。彼女が入れる珈琲は、優しく人の心を包んでくれます。だからとても人気です。お役所の昼休みには、珈琲を求めて列ができます