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あなたは私でなく私はあなたではない

「どうしてお母さんの気持ちをわかってくれないの!」
「どうして先生の気持ちがわからないんだッ!」
「どうしてお前は俺の気持ちをわかろうとしないんだ!」

そう謗られながら大人になりました。

わかる時もある、いや、感覚的にはわかる時の方が多かったんですけど。
ただ、冷静な自分があなたは私じゃないんだからわからんのは当然だろ、と、わかるのを拒否していました。

自分が大人になってみました。
大人どうしで理解し合わなくても協力し合えれば生きていけると分かりました。
親になりました。
2人とも気持ちを前面に押し出す子ではないのもあり、子どもらの気持ちがわからないのはもどかしいです。
でもしょうがない、私の子ではあるが私ではない。
ただいつぞや、上の子がぽつりと呟いた
「僕の頭の中は人が思ってるよりもカオスだよ」
というのは尊重しようと思います。

あの頃の大人の気持ちは結局わかりません。

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