見出し画像

あらゆるコンテンツの「メイキング」からノウハウを学ぶ

昔から、クリエイターさんのインタビュー記事や「制作秘話」を読むのが好きでした。

そのクリエイターさんが「何を考えて」「どんな意図で」各シーンや設定を作ったのか…

それを知ることで、自分の中の「創作能力」まで、広がっていくような気がするからです。

実際、クリエイターさんの「創作活動に関わる話」は、いろいろと参考になることが多いです。

「完成した作品には描かれていないけれど、実はこんな深い背景があったんだ」ということだったり…

「無意識に見ていたけど、実はこんな意図のあるシーンだったのか!」ということだったり…。

たとえそれが「小説」ではなく、「映画」だったり「アニメ」だったり「漫画」だったりしたとしても、小説の創作に「応用」できるものはあります。

それは小説の設定の「作り込み」であったり(特に、本編には出て来ない裏設定だったり)…

シーンとシーンを「どう繋げるか」というテクニックだったり…

あるいはもっと根本的な「テーマ」や「モチーフ」の決め方だったりします。

ビジネスで言えば「ノウハウを学ぶ」に近い感覚かも知れません。

先人の「メイキング」を知るということは、それまで自分の中には存在しなかった「思考法」や「創作手法」を手に入れていくということなのです。

設定や世界観を模倣すれば「パクり」になりますが、そういった「考え方」や「メソッド」なら、真似たところで気づく人もほとんどいないことでしょう。

そして、何も知らずにただ漫然と執筆するより、断然「筆が止まりにくく」なりますし、完成度も上がります。

行き詰まってしまって先に進めなくなった時…「自分の中の引き出し」だけでは解決できなくても、他者から学んだ知識や感覚が、解決の糸口になってくれることがあります。

これまで見聞きしてきた「メイキング」の、全てを全て「ちゃんと」覚えているわけではないのですが…

いつの間にか、無意識のうちに他者のメイキングをなぞっていて、後でそのメイキング記事を読み返した時、「これはこの人から学んだことだったのか!」とハッとすることが、よくあります。

むしろ、そうやって無意識のうちに自分の中に染み込んでいるからこそ、知らず知らずのうちに執筆レベルが上がっているのかも知れません。

…そんな感じで、メイキング記事を「読む」のが大好きなので、自然と、自分自身のメイキングを「書く」のも好きになってしまいました…。

「こんなの一体誰が読んでくれるんだろう?」「誰得なんだろう?」と思ったりもするのですが…

やってみると、これが意外に自分自身にも役立ちます

自分で書く小説であっても、案外「無意識のうちに」行っているテクニック・手法が多々あるもので…

そんな「無意識にやっているメソッド」を改めて文章にまとめ、自分で読み返して「意識する」と、そのテクニックがより「確立したもの」「盤石なもの」になっていくのです。

「無意識のまま」にしておくと、いつの間にかできなくなってしまって、それがスランプにつながったりもしますので…。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?