人に頼ることを避ける私

私は他者との関係に強く憧れていながら、頼られたり頼ったりすることに大きな忌避感を感じている。

SNSを触るようになってから、ほとんど何もやっていないのにフォローしてくる人が何人かいて、私をそれを見て「えっなんで?」と素直に疑問を感じ、同時に気持ち悪さと恐怖を感じた。
「返さなくちゃいけないのかな?」と直感的に感じ、いわゆるフォローバックなる行動をとってみたが、数日経ったらそのことについて悩みすぎて体調を崩したので、全部外して知らないふりをすることになった。
おそらく、私の小説や文章を読んで「いいな」と思ったからフォローしてくれている人もいると思う。
そんな素敵な人に対して私は、自分が黙殺していることをとても申し訳ないと思っている。でもどうすればいいのかも分からないのだ。
あれ、私ってコミュ力低い? そんな風に思ったことはなかったんだけど……

私は何度も「私の文章が誰かに届いて、その人を喜ばせればとても幸せだ」と思っているし、書いている。その割に、たくさんの人に見てもらう努力はしていない。
プライドが邪魔をしているのも、私は自覚している。
つまり「私はいい文章を書いているのだから、それを広めるのは私の仕事ではない」という、単なる思い上がりの気持ち。
それと、ただただ怠惰なだけだと思う。文章を書くのは好きだけど、人に認めてもらうための努力はなんだか気持ちが悪いのだ。

私は人と関わるのが好きだし、たくさんの人から反応が得られたら、きっと楽しいと思う。つらくなったら時々休めばいいし、そんなに気負う必要はない。

私はもっと、私の存在と周囲の存在を許して、認めてもいい。

でも人に頼るのは難しい。特定の誰かに「私の書いた文章を読んでください!」と頼むのは、恥ずかしい。
私は褒められても貶されても、恥ずかしいと思う。恥ずかしいことも楽しいことのうちだと割り切りたいな。


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