「チラシはオワコン」と言われながらあえてチラシ集客の話をしたいと思う
突然ですが、来週6/15(水)、チラシ集客のセミナーやります。
https://mosh.jp/services/c6eaec03beca4381be8a513a77d101b7
既にお申込みいただいた皆様、心より御礼申し上げます。
相変わらず私のセミナーは、「あなた必要ないでしょ」という方が多く参加してくださいます。
甚だ父兄参観のような様相も示してまいりましたが、それはそれで。
改めまして、チラシ作ったり、添削したりしてる鈴木です。
こんなことをやるようになったのは、過去にチラシ集客が爆発したのがきっかけです。
気になる方は後で読んでくれると嬉しいです。後でね、あとで。
「チラシ集客」という話をすると、
「今時チラシなんて集客できないでしょ~!」
という声を頂戴することがあります。
結論から言うと、私は「チラシ最高!みんなやった方がいいよ!」という話をするつもりはありません。
「チラシの使いどころとその特性を知ってほしい」という想いでこのセミナーを行います。
撒くもよし、撒かぬもよし。
ただ、どうしても言いたいことがあります。
①院の今の状況にチラシ集客が合っていないのにやっちゃってる人
②そもそも集客ができるチラシが作れていない人
そんな人が多すぎるのです。
私が言いたいのは、
「それ、あなたたちのせいなんだからチラシのせいにしないでよ」
ということなんです。(チラシ愛)
チラシなんてダメっしょ。という前に、
本当にチラシを使うべき状況なのか、そして使うべき状況と判断した際に効果的なチラシとはどういうものなのか。
それがクリアになった状態で、ダメかどうかは判断してくれよ…!
という話なのです。
あなたは
「プロポーズするぞ!」って時にスウェットにサンダルで登場するんですか?
幼稚園児に「俺の武勇伝はすごいんだぞ!!」って自慢をするんですか?
そんなことしないと思うのですが、それに近しいちぐはぐなチラシをちぐはぐな目的でばら撒き、結果お金を消費し、
「チラシなんて効果ない!」って…
チラシのせいにしないであげてほしいw
と、この話を大前提としてどうしてもセミナーでしたかったのですが、どう考えても時間が足りないので、先にnoteに書いておきます。
ではこれらを踏まえて、私の考えるチラシの「使いどころ」をお話していきましょう。
■鈴木が思うチラシを作ってもいいんじゃね?と思うパターン
①新規オープンやリニューアルオープンの場合
新規オープンの場合は、目的が「認知」になるので、無差別にありとあらゆる人の目につくチラシでのアプローチはおススメです。
例えば「あそこの治療院、新しく○○始めたんだって!」はなかなか話題に上がるイメージはないですが、
「○○の跡地、治療院ができるらしいよ」という話題になるイメージはできるのではないでしょうか。
皆さん新しいものは好きですので、「新しいものができたよ~!」ということを大々的に伝えるためのチラシというのは私はアリだと思います。
②オファー金額を下げての集客が行える場合
チラシ制作を依頼されたときに必ず確認するのが、「このチラシを見た人にご案内する施術の内容」と「その料金(オファー)」です。
チラシを見た人はめちゃくちゃ興味があるわけでもなく「ふーん」程度で見てる(可能性が高い)のに、あれこれたくさんのメニューを並べられても正直面倒なだけです。またはよく分かんないです。
メニュー(訴求)は大抵の場合では一つ、または少ない数に絞ります。
そして大事なのはオファー金額。
チラシを見ている人は、自ら血眼になって探して「やっと見つけた!」という治療院なわけではない場合が多いです。
言ってしまえば、「何かしらの理由があるからまぁ行ってみるか」という状況です。ですから理由を作るのですが、手っ取り早いのが「チラシをお持ちの方限定」で「限定○名様」に「ディスカウント」をすることです。
チラシを見ている人は、あなたには、あなたの施術には興味がないけれど、「まぁでもこの条件だったら」行ってみようか。という考えの方だと思ってください。ですので場合によってはそもそもチラシで訴求するメニュー自体をライトなものに変更を提案する場合もあります。
「夜も眠れないアトピーにお困りの方で鍼灸治療を試してみたい人」と
「姿勢を無料チェックしてもらい改善したい人」
考えなくてもどちらが多いかは分かると思います。
さらにここで注意事項としては、「なぜ安い料金で提供するのかの理由」も明確に決めてもらいます。理由なく安いのは怖いです。
例えばなんだかよくわからないけど激安で売られてるカニは怖いですが、「脚が折れて訳アリだから激安」のカニはみんな買いたがります。オファーをがっつり下げた場合は安い理由を必ずつけてあげてください。
※「うちの施術は素晴らしいからディスカウントなんかしたくない!」という方は、その素晴らしさをたかだかA4裏表の限られた空間で表現することは不可能に近いと思っていただいて結構ですので、ブログなりYouTubeなりインスタなりで患者様教育をして集客してください。
③チラシの店頭置きが可能な場合
チラシ=ポスティングか新聞折込、というイメージが大きいみたいです。
でも、紙媒体って、それだけじゃないんですよ。
例えば商店街や人目に付きやすい場所に店舗がある場合。
店先にチラシを置くことができますね。
店の前を通る人の人数は、広大なインターネットの世界の人と比べると、はるかに少ない人数です。
反面、はるかに来客の見込みが高い人とも言えます。
現に私が開業していた知る人ぞ知る「3坪治療院」では、20枚くらいなら1日ですぐなくなりました。
しかも、「普段店舗の前を通るような生活をしている人」が持っていくのです。激熱。
ちなみに、目を引くようにホチキス止めでカード型のクーポンつけてました。
これ見つけた人はラッキーだよ予約しないともったいないよ感を演出してました。
このへんもまたTwitterか何かで気まぐれに紹介できればと思います。
まとめますが、「店頭」と呼べる空間がある治療院さんは、チラシに限らずお持ちかえりいただける紙媒体を持っておくことをお勧めします。
④チラシの目的は集客、と割り切れる人の場合
ご存じの通り、資格によっては広告制限があります。
私は鍼灸師ですが、整体院をオープンし、整体院としてチラシを配布していました。
(良いとか悪いとかはここでは議論しないでください。)
過去にチラシで集客結果が出たときは、
事実としてチラシでは一切鍼灸を謳っていませんでした。
そこから出張や別の鍼灸院としての施設で鍼灸を受けてくださる人につながり、結果としてチラシがきっかけで鍼灸を受けてくれる人は増えました。
「自分の売りたいものではなく、世間の求めるもの」
この考え方ができる方は、チラシ集客は一つの武器として使えるのではないかと思います。
⑤チラシを使い倒してやろうという意気込みがある人の場合
『チラシ!ポスティング!効果なかった!!!不要!!』
…みたいな声をよく聞きますが、そもそもチラシを最大限活用しようという意気込みはありますか?
知り合いのお店に置いてもらうもよし。
自分のコミュニティで配布することもよし。
店頭でハンディングするにも、お渡しするもの(=チラシ)は必須です。
オープニングのチラシだったりしたら、賑やかしに店頭にべたべた貼るもよし。
手元に名刺やショップカード代わりに紙で配れる媒体があるのって、とっても便利なんですよ。
不特定多数にばら撒く以外の活用方法も、工夫してみてほしいです。
以上5つが、ざっと私の思う「チラシの使いどころ」です。
だから、チラシ、使える人、使えるタイミングでは使ってあげてもいいんじゃないかなと思ってるのです。
で、実際使うとなると問題になるのが、「チラシの中身」。
■チラシの中身の話もしたい
長すぎるとマジで誰も読んでくれなさそうなので、チラシの中身に関してはどうしても言いたいことを1つだけ言わせてください。
それは「チラシ見ている、興味レベルがそこまで高くない人たちがどうしたら興味を持ってくれるのか考えて作ろうね」というお話。
数カ月前、急遽友人に「学習塾のチラシを作ってほしい」と言われたけどどうひっくり返っても時間がなかった私。
友人の了承を得て、とあるビジネスマッチングサイトで2万円出して作成していただいたチラシがこちら。
ちなみにこの時に依頼したサービスは、「ホームページの内容をもとに集客できるチラシを作ります!」
というサービスでした。
ここからは私の考えですが、
これは「ホームページの内容」ではあるけれども「集客できるチラシ」ではありません。
このようなチラシを、私は「パンフレット型チラシ」と呼んでいます。
問い合わせる理由がなく、「うちはこんなところですよ~」と書いてあるだけのチラシです。
興味ない人からしたらマジでどうでもいい内容です。
集客するには、明確に「問いあわせる理由」が必要です。
本来集客が目的のチラシには、
「うちはこんなところで、今特別にこんなことやってて損させないからぜひ来てよ!」まで書く必要があります。
さて、ではこのチラシはなぜこうなったかというと、「ホームページを基にしてオファーを無視して作成したから」です。
ホームページは、そもそも興味を持っている人が見ているので、この内容でも問題はないです。(多分)
ですが、チラシという不特定多数にばら撒く戦法において、アクションのハードルを下げて反応率を上げるためには「お?なんだなんだ?へ~行ってみようかな?」と思ってもらう必要があります。
もしくは反応率を上げること自体をあきらめて10,000枚撒いて1人しか来なかったとしても文句を言わないことです。
さてさて、このチラシをみて『これはヤバいさすがに納品できない!』と思った私が1泊2日の新人研修の中日に、睡眠時間と身を削って急遽作成したのがこちら。
無理やりオファー型のチラシに変えました。
さて、beforeとafterは何が違うのでしょうか?考えてみてくださいね。
ちなみにはじめてのチラシにビビった塾長が500枚(!)だけ印刷したのですが、店頭置きで2件の問い合わせが来たそうですよ。上等。
あとちなみにありがちで超怖いと思ってるのがもうひとつ。
「パット見の見た目はかっこよくていい感じなのに、中身がなくて集客につながらないチラシ」というパターンもあります。
デザインに自信があってマーケティングの知識がないデザイナーさんに多いです。これも怖いです。たちが悪いです。
これは長くなるから今度話します。
最後に。
チラシには「使いどころ」があります。
それを理解せずに闇雲にチラシを撒き、「効果ない!」と言われているのを見ると悲しくなります。
だから、使いどころを知ってください。
そして、効果的なチラシを撒いてください。
それでも自身の経営スタイルにマッチしないなら、無理にチラシを撒く必要もないでしょう。
私たちの業種は、「気になるし行ってみたいけど新しい場所には行きにくい」というハードルを飛び越えられる環境を作ってあげる必要があります。
チラシにはそのために必要となる情報を載せなければいけません。
「使いどころ」と「チラシの内容」
この二つをおさえて、ぜひ集客に生かしていってくださいね。
ということで、6/15はチラシセミナーやります。
これ見てくださった参加者様は、今回のnoteありきでご参加いただけると幸い。
▼ここから申し込めますよ🥺https://mosh.jp/services/c6eaec03beca4381be8a513a77d101b7
セミナーでは、チラシ集客の考え方とチラシに入れるべき内容を実例を交えて時間が許す限り喋り倒します。
もう一人のWEB集客担当すぎちゃんも、なかなかの猛者というか、私より喋りますのでお楽しみに。
アーカイブも問い合わせいっぱいあったので残すことにしましたよ。
ご興味ある方はぜひ遊びに来てくださいね。
ということで、本日はこのへんで。
チラシの話もっと聞きたい方はこちらもどぞ。
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