お金

学校じゃオシエテクレナイ!!vol.2「お金を借りるという事」


このテーマについて詳しく説明する為に、二記事に分けたいと思います。


今回は、『融資』と『借金』の違い

次に、フラフラ飲食フリーターが国から1千万借りる方法

をご紹介します。



お店を作るために必要な資金が500万円だとしましょう。
物件取得費、内装費、仕入れ、当面の生活費、
諸々全て含めて500万円です。

必要なお金をどうやって用意しましょうか。
凡人にも出来る、もっとも現実的で、非効率な選択肢は『貯金』ですね。

まあ、エンジェル投資家を見つけて投資してもらえればもっと早いでしょうし、
魅力的な事業計画を立てれば、クラウドファンディングなどで資金を集められるかもしれません。

ただこのブログは「フラフラ野郎が自分の店を作る」くらいの規模感の話なので、
こんなんはあんまり考えなくていいと思います。

自分で実行することで得れる経験や感性こそが宝です。
極論、誰かにお店をタダで作ってもらっても意味がないのです。
自分のお店を持てた、事実には変わりないですが、
店を作ることが出来るスキル事態に価値があるのですから。







非効率と言いました。
自分で貯めると、1ヶ月5万円貯めても500万円貯めるのに100ヶ月かかります。気が遠くなりますね。僕は無理やな。。


いい方法があります。
『国』や『銀行』から融資を受けるという方法です。





それって結局借金するって事デショって?
確かに、お金を借りる事に抵抗がある方が大半でしょう。


その偏見を取っ払うのが今回のテーマなのです。


別に借金の斡旋してる訳ではないですよ!笑
経営者の「お金の考え方」を少し覗いてみてほしいだけです。


お金を借りる、という行為には主に2種類あります。
皆さんが認識しているであろう、「後ろ向きな借金」=「借金」
僕の言っている「前向きな借金」=「融資」です。

後ろ向きな「借金」とは、
消費者金融やカードキャッシングから借りる事。
明確な使用用途がなく、
単に消費するために使う何も生み出す事のないお金の事です。
パチンコに使うとか、自分の欲しいものを買うとか、ですね。
審査は甘いですが貸し付けてくれる額も少ないですし、
金利も鬼高。15%とかです。

この記事で使っている「融資」という言葉は、
これを指すモノではありませんので、認識しておいてください。

前向きな借金=「融資」とは、
銀行や金融機関から個人や法人に対して貸してくれる、
事業を行う為(借りた「お金自体」を使って儲ける為)に借りるお金です。

明確な使用用途があるし、貸し付けてくれる額も大きいです。

経営者が自身の資金だけではなく、金融機関から「融資」を受けるメリットは、
大きく3つあります。


・金利が安い。

これも誤解している人が多いと思いますが、
利息って、金融機関からの融資であれば、一般的感覚から言うとめちゃ安いんです。
1〜3%くらいかな。
もっと安い所も、もうちょいする所もありますが。


実際に僕は2%で融資を受けています。さっきの例の通り、「500万円」を金利2%で借りたとしましょう。返済機関を5年に設定したとする。
総額幾ら返せばいいと思いますか?


ザックリですが、530万くらいです。

すごくないですか?500万円借りて、5年間で返せばよくて、返す額は530万円でいいんです。
前借りの感覚に近いですね。500万貯めることに100ヶ月かけるなら、
こっちの選択の方が効率的な気がします。


・長期的に安心な経営ができる。
資金を全額自己負担するとなると、余裕なお金までは用意できませんよね。
融資を受ければ、ある程度余分に現金が残ったまま経営をスタートさせられます。
預金に余裕があれば、目先の利益にとらわれず、
長期的な見通しが立てやすいのです!


・事業の展開が早められる。
利益の回収を待たずに新たな一手が打てます。

お店の経営をスタートして半年。
入口に雨が降った時様の出屋根をつけたいけど、預金残高は50万円しかない。
屋根の購入と取り付け費用で30万円かかるから、
残高がだいぶ減ってしまうなぁ、、。
まだ経営が安定してないから、できるだけ現金を減らしたくない。
しょうがない。屋根をつけた方が売上が上がるはずだけど、
もう少しお金が貯まる(利益の回収)まで我慢しよう。

となる訳ですね。
とてももったいないですよね、せっかくいいアイデアを思いついてるのに!
現金を多めに持っていれば、ビジネスチャンスを逃さないのです!!


などの理由で、世の社長さん達は率先して融資を受けたがるワケです。


当然、厳正な審査があります。
審査に向けての準備が大変ですし、資料集めとか超ダルいです。
でも審査に通るという事は、「この人はウチのお金を使って上手に商売をする力があり、キチンとお金を返してくれる、経営力と返済能力のある人だ」と
借り先(国や銀行)から認めてもらったことにもなります。
返せなさそうな人にお金を貸す人はいませんよね。



一発1億円の借金がある人がいるとします。
皆さんは、問答無用で
「この人はとんでもない人だ!」
「なんてお金にだらしないんだ!」

と思うんじゃないでしょうか?


でも、考えてみてください。 先ほど言った通り、
その人は3億円借りた金融機関から、「この人は1億円を返せる人だ」と太鼓判を押されてるのと同じことなんです。
額によりますが今の時代、
その辺の人はまともに「借金」することさえできません。

3億貸してくれるなんて、もの凄い信用です。
資金作りに大事なのはこの「信用」なんです。







どうでしょう、少し借金のイメージが変わったのではないでしょうか?
お金を借りられる(融資を受けられる)って実は凄い事なんですよ!




では、事業を始めたい我々は具体的にどう動けばいいのか。
実際問題『銀行』だと、何の実績もない一個人にいきなり開業資金を融資してもらうのは非常に難しいです。
僕も借りたことないのでアドバイスできないから、銀行は一旦ナシ!


『国』からお金を借りましょう!

「日本政策金融公庫」という、
日本政府が100%出資している金融機関があります。
ここの審査は、銀行ほどは厳しくなく、
中小企業や小規模事業者、創業をする人に長期の融資を行ってくれる
ありがたーーーい所です。

飲食店に限ったことではないですよ!
事業内容は、まあまあなんでもいいはずです。
皆さんがそれぞれ抱いている夢の助けになってくれる場所です。


次の記事『フラフラ飲食店フリーターが国から1千万借りる方法』
で詳しく書きたいと思います。



また明日。   merry lou

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