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ラッキーと行動力、借金と浪漫 #バー#売上公開

この冒頭文はいつも最後に書いています。
記事の大部分を書き終えた今、
僕の人生はどうなってしまうんだろうかと、1年後が想像できない人生に寒気がします。
と同時に武者震いのような感情も確かにある。
やっと自分の生き方を見つけたかもしれません。

長いので休み休み読んでください。
これでも削ったんです、すいません、、。


note初めてちょうど一年。
この最初の記事を見返していただければ今回の記事がより面白いと思います。
自分で言うのもあれですが、書いてる内容の差がすごいです、、笑

東京の、夜の文化に感謝している。



評判の良い大学を卒業し、手堅い企業に就職することが人生の「正規ルート」だとすれば、
その道を拒み、都会に出て夢を追う
「成り上がりルート」を選択した。

日本一の音響屋になる。
一度選択してしまえば「正規ルート」に戻れない、成功するしか道はない。



僕は、その夢さえ諦めた。



唯一の道を失った夢追い人は、田舎に帰るか、
そのまま都会でゾンビの様に生きるか二つに一つ。


僕の東京でのサクセスストーリーはあの時、
確かに終わった。



夢もお金も何もなく、
ラクそうな仕事を探しては中途半端に辞め、
遊べそうな女の子を探し、
僕と同じく向上心のない友達と時間を過ごした。
今が楽しければよかった。
未来の話なんてしたくなかった。



そんなうだつの上がらない若者に、夜の街は優しかった。
こんなクズでも受け入れてくれる場所があった。

学歴の関係ないクラブ業界、バー業界、
様々な夜の仕事、
自ら商売を立ち上げる起業、開業。

これら普通の人間は通らない世界。
つまり「裏ルート」は、
全ての道を外れた僕にもう一度"挑戦するチャンス"をくれた。

100円を1000円に変えていく、
気持ちのいい選曲をし空間をデザインする、
お客さんを喜ばせてまた来てもらう、
価値をつけて酒を売る、
やがて始める商売の本質が詰まっていたのだ。
"夜"は僕にとって最高の環境だった。



"都会の夜の文化"
そのお陰で僕は生きてこれている。



すごいですね、夜の世界は。
本来は先のなかったアホフリーターでも、小さいながらbarのオーナーにまでさせてもらった。
現状に深く感謝しているし、満足もしている。
好きな時に働けて好きな時に休めて、
儲けもそれなりにはある。
恐縮ながら、ビジネスを通して人の役に立てている実感もあったりする。

なんとなく生きていたあの頃に比べれば、
どれほどありがたい環境だろう、夢のようだ。
吹けば飛ぶような小規模事業経営者だけれど、


僕はもう本当に、十分だ。

最近はそんな事ばかり考えていた。
現状のサービスのクオリティを落とさないように、ユルく商売を続けられればいい。
この生活を安定させたい。
辛い思いしてお金を貯めてやっと、
努力してやっと、

やっと、手に入れたものやから。
どうかこの生活が続いてくれ。



"あいつら"はどうするんやろう

ふと自分が通ってきた道を振り返れば、
音楽業界や飲食業界の底にいる、
まだまだ目の出ない、夢のない、どうしようもない奴らが沢山いる。

何かしたいけど何をすれば良いのかわからん。
お金ないけど稼ぎ方がわからん。


あいつら、こんな感じよな、今でも絶対。
ずっと横で見てたから。わかるねん。
て言うか、僕自身やった。




後ろめたい気持ちがある。
起業して偉そうなnote書いてる僕と、
あいつらに違いなんてないから。

僕の持っていたものは、
本を読む習慣、
勤め先のオーナーに比較的自由にさせてもらえたこと。
少しの行動力があったこと、くらいだろう。


「本を読む習慣」「行動力」は育った環境に恵まれただけ、
勤め先が自由だったのもラッキーだっただけ、
商売が今のところ順調なのも、商品を買ってくれるお客さんのお陰や。


こんなもん僕の力でもなんでもないでしょう。
一年前の記事を見返していたら気づいた。

今僕が持っているものは、全部人から貰ったものやんか。



なら僕も、誰かに何かを渡す義務があるんじゃないだろうか?
ぼんやり分かってきた"商売のやり方"をなぜ独り占めにするのか。
たまたま僕が知っている知識は、
たまたま知らない人に伝えていくべきじゃないだろうか?


もしかしたらこの感情は、
余計なお世話、お節介、偽善、取り越し苦労、
そんなものなのかもしれない。


そうだとしても、ええわ。
僕は音楽、飲食業界の同世代達、後輩達に幸せになって欲しい。
真剣に商売する意義、人に貢献する喜び、儲けが出る楽しさ、
生きている実感を味わって欲しい。


共に「正規ルート」からも「成り上がりルート」からも外れ、
夜の文化に受け入れてもらった仲間やから。
熱のない経営者や会社に飼い殺しにされ、
浪漫のない人生を生きて欲しくない。



今経営している店ではその中から1人、
9月から正規雇用することになった。
この子は僕が責任持って面倒みる。
1人でも意味のあることだと思う。でも足りない。
今の店は小さいので、
こうやって拾い上げられるのは後1人が限界や。

決意





だから、今の安定は捨てて、
もう一度勝負しようと思う。
「少年よ、大志を抱け」って言葉がある、
若者はでっけえ夢を持てって事やろ。



任せろや。

僕、でっかい会社作る。

でっかくした会社で、受け皿もでっかくなって、
うだつの上がらんアホ沢山拾ったる。
ほんでアホをイケてる奴に変えたる。

目下の目標として、
3千万円くらい借金して、三軒茶屋に30坪くらいのでっかいバーを作ります!!!

ほんまゲボ出るわ、
どうしよう、もー色々取り返しつかへん。


でもこれで6人くらいの雇用は生み出せると思う。
3千万かけて6人、、、。
先は長い。やはり大きい会社を作る必要があるやろな、その辺はまた勉強やな。



夜のランドマーク

既にめちゃめちゃええ感じの店の構想が僕の頭の中にあります。
金策もある。
物件次第なのでいつから取り掛かれるかはまだ未定やけど、
ひとまずまだない店のイメージ文を作ってみました。
想像してみて欲しい。

個性的な個性的な店がひしめく三軒茶屋で呑み回るのはある程度の知識が必要だ。
食べログやSNSの情報があまり信用できなくなっている中、
"知ってる店の数"がある種のステータス。
その一方、ここに行けば間違いない大定番、
街の生の情報が手に入る。
そんな場所を探している人が多いようにも見受けられる。

一軒の派手な盛場ができた。
アンティーク調のドアを開けたら圧巻
大きなフロア
薄暗い店内には官能的な照明の数々
毒々しい色合いでアバンギャルドな内装
縦長の滑らかなカウンターで、黒シャツをピシッと着こなした3人のバーテンダーが一斉にお酒を作っている
飲食店と思えないほど心地の良いHi-Fiな音
選曲はシティーポップ、ヒップホップ、90年代などが中心か、思わず小躍りしてしまいそうだ。
カウンター席だけで20席はあるだろうか、盛り上がっている。
ボックス席もあり、
そっちの方がムードは良さそうだ。
カウンター席もボックス席も、少しパーソナルスペースが狭めに設計されている。隣の人と話すきっかけを作りやすくするためだろう、
街のトレンドや地元民おすすめ店の情報はこうして仕入れるわけだ。
DJやポールダンサーもいる、
都会の夜カルチャーが詰まったような店だ。
バーバックには、大きなネオン管で作られた”その店の名前”が煌々と輝いている。

「夜は文化の時間」

この店を、三茶の夜のランドマークにする。

皆んなが派手にお酒を飲んでくれたら、そのままそれが若者支援になるようなプラットフォームを作れると良いな。


そうなれば、浪漫があるな。


ちなみに僕は、
でっかい会社の作り方なんて知らん。
当たり前にしらん。




投稿ボタンを押した後Yahooで検索してみようと思う。笑
投稿前に調べたら、怖気ついて記事を書き換えてしまいそうやから。

久しぶりに投稿ボタンを押すのが怖い。

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