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映画 天空の蜂 本木雅弘の演技力にびびったよ。
原作小説の映画化は、時間という制約と予算の都合でなかなか歩が悪いのですが・・・。
本作は、本木雅弘の演技がそれをぶっ飛ばした。
最新鋭のヘリをジャックし、爆弾積み込んで原発の上で待機させ
日本中の原発を破壊しろという理不尽な要求する犯人。
そのヘリにたまたま乗っていた子供の救出劇がいい。おもしろい。原作とは、まったく違う迫力でした。そして、良い誤算は雑賀役の綾野剛。クレージーでした。何でこいつは、こんなことをやってるのかわかんない。つまり動機がよくわかんない。原発反対で自衛隊に憎しみを抱いているというところなのだが・・・。やることなすことクレージー。
思いっきり目立ってました。
映画としては、かなり完成度が高かったと思います。メッセージもちゃんと伝わりました。原発は安全というが、攻撃されるということを想定していないのも事実。そういうリスクの上に、私たちは電力を消費しているのでした。
絶対的に安全なものなんて、この世の中には存在しないのです。
蜂に刺されて人ははじめて蜂の怖さを知るのです。
だから、沈黙している民衆にも原発があるという事を、その存在を認識させ、自分たちで、そのことについて考えて決断すべきだという事なのだと思います。リスクも含めてです。そういう映画でした。
2020 8/30
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