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#読書感想文
感想 殺戮の狂詩曲 中山 七里 御子柴シリーズ6作目。介護施設に勤務しながら9人もの入所者を包丁で刺し殺した「バケモノ」を「死体配達人」が弁護する。
介護の仕事は劣悪だと聞く。 低賃金で過酷な勤務。入所者からの暴力だってある。 相手はボケてたりするのだから我慢するしかない。高級施設ほどメンタルはきつい。 下手なことしたらクレームがくるからだ。 今回の依頼人は介護士だ。 彼の勤務する施設で、彼は9人の施設入居者を殺害した。 本当は全員殺害するつもりだった。 現行犯逮捕である。 明らかに異常者だ。 まつたく反省していない。 どころかドヤ顔なのだ。 優生思想にかぶれていて、上級国民である入居者たちは死ぬべき存在だと本気で主