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本の感想

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#読書感想文

感想 二木先生  夏木 志朋 ペドフィリア(小児性愛)の先生と他人とは何か違う変わ…

子供の時に変態に悪戯されトラウマになり大人になってから事件を起こすという話しはよくありま…

武藤吐夢
9時間前
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感想 銀座四宝堂文房具店 上田 健次 創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであ…

号泣もの・・・という噂さだつたが、これでは泣けない。 本書は短編集だ。 本書を一言で表現す…

武藤吐夢
2日前
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感想 琥珀の夏  辻村 深月 著者は、子供の葛藤や苦悩を描くのが上手だなと感じた。…

主人公の法子は弁護士だ。 昔、夏になると林間学校に通っていた。そこは後に、宗教が経営母体…

武藤吐夢
3日前
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感想 暗殺 柴田 哲孝 元総理暗殺という実際の事件を陰謀説にもとずき再構築したフィ…

実話をべースにした物語だが、陰謀論を採用しているのでリアリティに欠ける内容。 犯人にされ…

武藤吐夢
4日前
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感想 変な家2〜11の間取り図〜  雨穴 前作に比べると明らかに弱い。11の変な間取…

11の間取りの変な家が紹介される。 時代もまちまちなのだが、それが推理へんで繋がるというの…

武藤吐夢
5日前
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感想 N  道尾秀介 読む順番で印象が変わるという設定の短編集。たしかに、ところど…

順番通りに読んでみた。 読む順番によって印象が変わるという設定らしい。 短編集。 それほど…

武藤吐夢
8日前
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感想 シャドウ  道尾 秀介 まさかのどんでん返し、ラストで一気に伏線回収。しかし、大人の登場人物の大半が精神に病気があるという設定はどうなんだ。

読んでてイライラした。 すごく胸糞悪い作品だった。 だが、ラストでどんでん返しがあり、伏線も見事に一気に回収されるという爽快さは気持ち良い。 胸糞悪さの原因は、メインの登場人物の大半が何らかの精神的な病にかかっているからだった。 こんなことってあるのか。 主人公の少年の父は精神の病にかかっていた。 母は病気で死亡。 少女の父も精神の病にかかっていた。少年の父とは親友。 彼女の母は自殺。これも精神に何か・・・。 それから犯人。 すべての元凶の人、これは精神異常者だとし

感想 明治殺人法廷 芦辺拓 明治の空気がビシバシ伝わってくる密室殺人事件。法廷の雰…

すごく面白かった。 時代は明治、大阪にて質屋の一家が惨殺された。 生き残ったのは少年と赤子…

武藤吐夢
10日前
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感想 異次元緩和の罪と罰 山本 謙三 確かに経済的には恩恵を受けたが、その間に出来…

少し前に、日銀が異次元の金融緩和を是正すると政策変更を匂わせたら 一気に為替が20円円高と…

武藤吐夢
11日前
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感想 透明カメレオン 道尾 秀介 雰囲気がカラスの親指に似ていたので嫌いじゃないが…

この作品について僕が低評価なのは理由があります。 本書の雰囲気が、道尾作品の中でもとくに…

武藤吐夢
12日前
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感想 777トリプルセブン 伊坂 幸太郎 殺し屋シリーズ最新作。前作は傑作で新幹線で…

超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだったのに・・・…

武藤吐夢
2週間前
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感想 決壊上下  平野 啓一郎 この世界に対する悪意のような感情が、塊となり無理…

著者は、この作品を描いた時、本当にまともな精神状態だったのだろうかと疑いたくなるような、…

武藤吐夢
2週間前
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感想 グレイラットの殺人   M・W・クレイヴン ワシントン・ポー刑事シリーズ第四…

前作が神回だけに、期待値を上回ることは出来なかった。 まず、パターンが鼻についた。 また、…

武藤吐夢
2週間前
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感想 キュレーターの殺人 M W クレイヴン 物語が進行していくにつれて、作品の全体像が変化していった。三作中一番の出来。

このシリーズは間違いなく面白い 海外ミステリーは登場人物が多く複雑で筋を追うのがやっとになることが多いのですが このシリーズは、わかりやすく、それでいてミステリーとしても魅力があるので好きです その魅力の核は、ワシントン・ポー刑事のキャラの濃厚さだと思われる 人間の切断された指が街のあちこちで発見される という事件が発生する クリスマスのプレゼントとして用意されたマグカップの中に入れているとか、かなり悪趣味でインパクトもある。 現場には#BSC6という謎めいた文字列が残さ