オンラインセミナー受講 「スポーツコーチング心理学~コーチングファンクションズ~」

メンタルトレーニングコンサルタントの荒木香織さんのオンラインセミナー「スポーツコーチング心理学~コーチングファンクションズ~」を受講しました。
https://twitter.com/corazonmental/status/1562425948548775937?s=20&t=PEwLaPSWG0qGNFbXYf63fg

受講の目的

  1. スポーツコーチングの観点から、必要なコーチの役割(特にメンタル面)を知る

  2. 自分が担当するチームにおいて不足しているところを明らかにする

講師の荒木さんは、ラグビーW杯で日本代表の歴史的勝利に貢献した、メンタルトレーニングコンサルタントということで、スポーツコーチングにおけるメンタルの側面で必要なことを知りたいと考えました
また、その内容と自分自身の活動とを鑑みることで、足りていないところを明らかにして、明日からのアクションにつなげたいと思いました

本セミナーでは、コーチの役割を網羅的に説明していただきました。1.5hの中で詳細を全て話すことが出来ないくらいボリュームのある内容でした。今回はたくさんあるコーチの役割、その全体感をつかめたと思っています。

感じたこと、わかったこと

目的の1つ目に対する結論ですが、たくさんあるのですが、特に印象に残った項目3つに絞っておきます。

  1. ビジョンを設定する

  2. 選手自身の目標設定する

  3. 選手と前向きな関係性を構築する

1つ目、ビジョンについてです。世のなかで成功している組織は、ほぼビジョンがあって、中長期的な目標がかかげられているそうです。ビジョンとは言わば、組織の存在意義を表したものと言ってもいいかもしれません。なぜ存在しているのか…です。このビジョンに沿って目標が決まり、具体的な練習内容に落とし込んでいきます。
ビジョンを設定することで、行動が一貫性のあるものになり、何か問題が起こったときに判断の拠り所になると思いました。
2つ目、選手自身の目標についてです。理想は選手一人1人異なった目標を設定してそれを達成するサポート、環境作りをしていくことです。選手は一人1人違います。体格だけでなく、考え方の癖、性格も多様です。そのような選手たちに一律な目標を与えても効果がある人は3割くらいとおっしゃってました。選手全員に成長してもらうには、一人1人違う目標を設定する必要性をとても感じました。
3つ目、選手との前向きな関係性です。NBAのコーチ「スティーブ・カー」氏の言葉を引用されていました。「戦略は2割。選手との関係と雰囲気作りが8割」とのことでした。選手との関係が前向きであれば、選手はこちらが教えたいことをちゃんと聞いてくれるし、教えたことをやってくれます。選手との関係が悪ければ、教えたことをやってくれない可能性が出てきます。そうなると選手にとって有用なことをいくら言っても無駄になってしまいます。したがって、前向き関係性が重要であると理解しました。

2つ目の目的に対する結論です。これもいろいろありますが、特に大事と感じた2点に絞ります。

  1. 選手の成長にフォーカスする

  2. カルチャーの構築

1つ目は、これはとても重要であるとの認識をしていましたが、もう一段高い目線で見てみるとまだまだ足りてないと感じたことです。例えば、選手の成長を最大化するための練習になっているか、と自分に問うてみると必ずしも「Yes!」と言い切れない部分もあったかなと思いました。例えば、練習もいつも似たような内容になってきて、選手にとっては刺激がなくなり、マンネリ化して効果が薄れてきているかもしれないと思いました。1つ1つの練習での選手の成長と、もう少し長い1カ月~半年スパンでの成長も考慮して練習を設計した方がよいと考えました。
2つ目、チームのカルチャーについては、正直考えたことがありませんでした。勝手にできるものではなく、指導者がカルチャーを作るサポートをしていくとのことでした。

これから何をするか

今後のアクションをここで宣言します!

  1. ビジョンを見直す

  2. 選手を観察し適切なフィードバックをする

まず、行動の指針となるビジョンを見直します。私は小学生バレーボールチームの監督をしています。これまでにビジョン(のようなもの?)を作っては見ていましたが、所属する団体(日本バレーボール協会等)の上位方針を理解し、更に自分の哲学をクロスさせて再考していきます。10月中に実施し、11月初旬に公表したいです。
2つ目は、選手を観察して、フィードバックすることです。フィードバックは今までにチーム全体に向かってすることが出来ていましたが、個人に向けては少なかったと思います。本セミナーで選手一人1人の成長を最大化することが大事と学びましたので、一人1人異なるフィードバックをしていきたいです。そのためには選手をよく観察することが必要と考えますので、そこから始めます。

早速、次の練習からやってみます!!

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