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誰にも真似できないブランドづくりとは。

先日、銀座に行ったついでに良品計画の運営しているMUJI HOTELに足を運びましたが、すごかった。

海外からもMUJIブランドが注目されているらしく、海外の方もい多くいらっしゃって。

どこを見渡しても、『THE無印!!!』と感服しながら、ブランドづくりは何がそうさせているんだろう?ということを考え、まとめてみました。

無印を見ていると、本当に、全部が無印です。

コースターも…

空間も…

使っているグラス(ちなみに、別ブランドのグラスらしい。)、出される飲み物も…

飲み物を並べた感じも…

カフェのカウンターも…

アイスコーヒーの感じも…

全部無印。


コンセプトを決め、同じテイストを出し続けているということ?と考えていたのですが。

ただ、個人や小規模事業に置き換えて考えると、実は、ドキドキするのかもしれない。

流行り廃りを追いかけた方が、一時的には売り上げられる。
一旦作ったコンセプトは、真似されてもおかしくない。
同じテイストを出し続けるよりもいい方法が他にあるのかもしれない…。

など、諦めたくなる理由はたくさんあるからです。


そこで、良品計画のビジョンを見たのですが…

『良品』には、
あらかじめ用意された正解はない。
しかし、自ら問いかければ、
無限の可能性が見えてくる。

ということが書かれていて、コンセプトを決めたということを終わりにしていないということに驚いたのでした。


自分が作ったブランドに問いを投げることが誰にも真似できないくらいに磨き上げることとなり、その結果、今の世界的に注目されるようになった、MUJIブランドの威力なのだよなぁ…と思ったし、これからも、『良品とは??』という確固たる軸があるからこそ、ブレないし、強いのだなぁと思います。

一貫性は、問いから生まれる。そんなことを改めて感じました。


ブランデイングの仕事をしていると、楽に生み出したいという人に相談されることもありますが、そもそも、楽に生み出されたものは、簡単に消えてしまうものです。

『こんなに生み出すのってつらいんですね。』とクライアントさんに言われることもありますが、この、産みの苦しみがでるということは、すごくいい兆候なんですよね。

自分が表現したい世界観とは…?自分のブランドとは…?を一つ一つ言語化し、一旦コンセプトが完成してからが、本番なのだと感じた話でした。


P.S.

ブランディングの42項目のチェック項目、もすごく会う人に感謝されております…!(よかった!)
 
https://www.haranatsumi.me/post/brandingcheck


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