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南房総、アドベンチャーな農園へ♪

有事のときの食糧対策として、小さくてもいいから庭に畑を作ったり、マンションでベランダ菜園をしている人もいるかもしれない。早々に古民家などを買い求め、移住生活に入られた方もいるかもしれない。ズボラな私は、危機感は感じながらも、まだ何も行動に移せていない。

ある時、千葉県南房総市で手作り農園をされているMさんと知り合いになって、農園見学に出かけた。Mさんはもしも何かあったときのために、と10年ほど前から土地を買い、「88ナチュラルガーデンファーム」という農園を作ったのだという。

柑橘類は冬の間は寒さから守るため、保護ネットを被せている

70代のMさん、まだ生活のベースは東京に残しつつ、ご自身の休日にコツコツと開拓をしている。

縦に長い千葉県。
私の住む外房から南房総市までは高速を使って1時間30分だが、
ナビで見ると高速を使わずに2時間で行ける。
せっかくなら下道で行ってみようと房総ドライブ♪

結局ナビは頼りにならず3時間くらいかかったが、味気ない高速道路を走るより、千葉の山道ドライブは楽しかったな♪

88ナチュラルガーデンファームは、無農薬で野菜や果物を育てている農園。
採れたて野菜のお取り寄せができるほか、家族や仲間と一緒に野菜を収穫したり、採れた野菜でピザを焼いたり、バーベキューをしたり、自然と触れ合うことができる仕掛けをこれから充実させていくらしい。

農薬を使わずに育てた柑橘類は皮をジャムにして食べても安心・安全!
南房総市はレモンの栽培が盛ん。レモンの抗酸化力、香りによる癒し効果はサイコーだよね

主な農作物は、温暖な気候の南房総ならではの柑橘類
オレンジとレモンを掛け合わせたマイヤーレモンやレモン、ライムなどが、太陽の光を浴びてすくすくと育っている。

「レモンの森」と銘打った傾斜地にはこれからレモンの木を1000本植える計画。

レモンの森をつくるそうである

敷地内にはソテツの森もあって、急斜面を進むトロッコの左右にソテツが植っている。ソテツは、奄美あたりでは食用と燃料に使われている。ソテツの種子や幹にはでんぷんが多量に含まれていて、お粥や味噌になったみたいだね。

農作業用のレールトロッコ。なかなかの急斜面

千葉のソテツは何に使っていたんだろう? 観賞用としての販売かな? ちなみに「岩井の大蘇鉄」は昭和10年に千葉県の天然記念物に指定されている。

急傾斜地に強いモノラック。この管理だけでも大変そうだ

農園は大きく分けて3カ所に分かれていて、育てているものも違う。

かつて「南房総ランド」という南国植物園が廃業して20年近く放置されていた敷地もあって、ビニールハウス(破れているけど)の中には、南房総最大級のモンステラや、バナナに似たバショウなどの南国巨大植物もたくさん。


巨大なバショウ
巨大なココスヤシ

そのほか、名もなき植物たちがジャングル状態になっていて、私も一鉢いただいてきた。部屋にグリーンがあると落ち着くんだということを初めて知った。


さすが太陽の光を浴びているだけあって、みんな巨大に成長している

植物園の中でカフェでもやったら素敵だろうけれど、何せ亀の歩みの農園整備。どなたか、カフェでもやりたい方がいたら手を挙げてくださいな。お繋ぎしますわ。

畑ではパクチーやケールなど健康野菜を育てている
山の上に登ると海が見えた! 露天風呂を作って入りたい

森の上に登ると、海と富士山が! 
農園というより、もはやアドベンチャーですな。
南房総というより、東南アジアのジャングルでアドベンチャーな体験プランをしに行った気分。

千葉にこんなところがあったなんてね♪

農園体験したい人、大募集中!


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