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飲食店経営は本当に大変。でもそれをどうにかしたいとずっと考えています

飲食店経営は本当に大変だな、と思います。(もちろんどんな仕事も大変なのは重々承知です)やるのは簡単です。お金さえあればできるのが飲食店です。でも、維持、継続、成長となると、途端に難しくなります。個店としてやるか、組織としてやるか、にもよりますが飲食店を一番大変にしてる理由は、『労働集約型のビジネスだから』だと思っています。

労働集約型とは

たとえば不動産を所有してて家賃が入ったり。ジムで会費をもらったり。税理士さんが顧問契約したり。といったのは全て知識集約型、資本集約型ビジネスと呼ばれるのかと思います。(詳しくは知りません)
一方で、生ビールを出した時に初めて売上が発生するのが飲食店です。そこにはリアルタイムで商品を作る人、提供する人が必要ということ。そしてお店を開けない事には売上が発生しない。それが労働集約型、という感じかと思います。さらに、基本的に人が食事をする時間は決まっています。一般的に夜の時間帯や、土日など、人が休む時間に働くのが飲食店の宿命です。それが飲食店を人気のない職業の一つにしている理由かと思います。

辛いことは他にもたくさん

アルバイトの子が毎年毎年卒業と同時に卒業していきます。悲しいだけでなく、そのために毎年毎年募集をして、教育も毎年毎年必要です。また現金商売なので、お金が無くなる事(横領)もほとんどの経営者が経験していると思います。最初から盗む気満々の人なんていないと思いますが、現金が目の前にあってプライベートがうまくいかないと、心が揺らぐのが人間なのかと。一杯500円のビールを売って、みんなで小銭をコツコツ積み上げているのに、もって行かれる時はゴッソリです……。(笑)お金がなくなる事も悲しいですが、スタッフからやられる悲しさと言ったら、心の傷つき具合はその比ではありません。

それでも辞めれない魅力

書いてたら良いとこないじゃん、と思えてきました。(笑)それでも、僕が飲食業を辞める事はないと思います。何よりも『食べる事、酒場が好きだから』です。16歳からバイトし、高校卒業と同時にそのまま飲食の世界に入り込みました。もう飲食業界に関わらせてもらって23年です。大変ですが本当に楽しいんです。こんなに人生で、時間、お金、知識、体力を費やしたものはありません。飲食の事しか知りません。飲食業に育ててもらったと言っても過言ではありません。飲食店以外のことをこれからするにしても飲食の延長にあることしかできないと思います。
飲食は人が生きる楽しさ、にも直結している本当に大事な仕事です。多くの飲食企業が抱えている目標でもあると思いますが、上記のような飲食の嫌なトコを一つでも軽減し、就職したい会社を作る! のも一つの夢です。^ ^

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