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『なるべく働きたくない人のためのお金の話』読書記録#3
こんばんは、
今回はお金や働き方に関する内容です。
会社員として、あと何十年も働いていくことは難しそうと感じており、方向性を模索中。
今回読んだ本はこちらです。
以前、大原さんの『年収90万円で東京ハッピーライフ』という本を読んだことがあります。
東京の多摩エリアでの隠居生活が描かれています。世間体に流されない独自の考え方が非常に面白く、本作も読んでみました。
今回も気づきがありましたので、まとめてみました。
気づき①やりたくないことをしない=最低限の満足ライン
・やりたいことを仕事にしたい
・働く上でのやりがい
やりたいことベースで考え出すと、世間や他人といった外部の声を意識してしまい、悩んだり、見えなくなりがち。
本書では、やりたいことではなく、やりたくないことに焦点を当てています。
「やりたいことができないのがイヤなんではなく、やりたくないことをしなきゃいけないのがイヤだったんだな」ということがわかりました。
満足って、何かをすることで得られる場合もあるけど、何かをしないことで得られる場合もあるんだ、と。
(中略)
それ以来、私は満足の最低基準を「好きなことをしているか」ではなく、「イヤなことをしないでいられるか」で判断しています。
自分にとって、やりたくないことは…
・行き帰りの通勤ラッシュ
・社内、顧客との頻繁な飲み会
・雑談が多い、ざわざわした環境
・目標を追いかけ続ける、競争
やりたくないことができそうと転職しましたが、今の職場環境の多くが当てはまってました。
だからこの環境で働き続けるのは、難しそうと感じているのだろう…
気づき②最低生活費から労働量を逆算
著者は隠居生活を送るうえで、最低生活費を把握し、そこから働く量を考えていたようです。
生活費が把握できていないと、どこまで働けばいいかわからず、お金の不安が消えないことは私自身も体験しています。
20代のころは自分の生活費を把握できておらず、稼いでいてもどこか不安がありました。
昨年から家計簿をつけることで、漠然とした不安が消えてきました。
どれだけ働けばいいか、自分が把握している、コントロールできている感をもっておくことが大事と感じています。
気づき③自由や幸せをお金に依存しない
FIRE(経済的自立)をすれば幸せになれそう…
数年前にFIREという概念を知って、それを目指そうと意気込んでいました。
ただ、FIREをするための金融資産額と現実との差、FIREまでの年数に心が折れそうになることが度々ありました。
著者は一見金銭的には不自由な隠居生活の中でも、日々の生活に幸せを感じていたと書いています。
隠居生活のなかで、楽しみごとをお金に依存しない方法が身についたからだと思っています。
(中略)
要するにもうひとつの自由って、「幸せをお金に依存している状態から自由になること」なんですね。お金があってもなくても、どこで何をしていても、ハッピーを感じられるような心のありかたと言いますか。
ここではないどこかではなく、身の回りの身近なところから、楽しみごとを見出していくこと。それがやがて、お金があってもなくてもどちらでもハッピーな生活につながっていきます。
お金はあくまで選択肢であって、そこに過度に依存や期待しすぎると苦しくなるのだと思いました。
自分で作ったり、ものをあげたり、もらったり、泊めたり、泊めてもらったり、お金で払う以外の選択肢もあるのだから。
一方、お金があることは選択肢が多いことでもあり、それ自体は安心感につながるとも感じています。
生活費を把握する。
→最低限の生活費は自分のイヤなことをしないで働く。
→ストレスが少ないので余裕があり、日々の小さな楽しみを見つけられる。
→別の手段でも稼ぐ。
→自然とお金が溜まっていた。
みたいな状態が自分は理想的だなと思えてきました。
改めて今後の働き方を見つめていきたいです。
今回もご覧頂き、ありがとうございます。
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