見出し画像

ニセモノ品の対策スペシャリストをやってます。

コロナ禍で世界中の模倣品のネット流通が急増しています。

結構、海外の知財コンサルは、様々な仕事をしているんですよね。

その一つが、ニセモノ品の対策スペシャリストで、

このサービスは、これから日本でも増えると思っています。


日本もニセモノ品天国に?

日本国内では、いままでニセモノ品って、

それほど流通してこなかったんですよね。

だけども、コロナ禍のECマーケットの激増から、

一定数のニセモノ品も日本へ流れ込んできています。

皆さんも、一度くらいは、ネットで買い物した商品が

ニセモノ品だったという経験はありませんか?

日本政府は、最近、海外から流入する偽ブランド品などの

模倣品の取り締まりを強化する方針を固めました。

商標権を侵害している場合は、いままで個人使用として輸入した物品は、

取り締まりの対象ではなかったのです。


関連する法律も改正の動き

しかし、今後は、個人使用の目的で輸入しても

没収対象にする方向になるものと思います。

もちろん、これをするためには、関連する法律の改正案

まとめなければいけません。

この点に関して、2021年の通常国会提出を目指すそうです。

個人が海外事業者から自分で使うとして輸入した、

ニセモノ品は商標権侵害を問えません。

いままでのところ、個人で使用する目的のニセモノ品の流入を、

阻止はできなかったんですよね。


個人に成り済ます模倣品の輸入業者が激増

ここまで、しっかり対策をしなければいけなくなったのは、

個人に成り済まして模倣品を輸入する業者が、結構いるんですよね。

我々は、こういう人たちを、ニセモノ品の転売ヤーとも言っています。

このような被害から、ECマーケットの消費者を守るための仕事が、

今後、弁護士、弁理士、知財コンサルでは、増えていきそうです。


アジアのニセモノ品が日本へ流入

でも、そういうのは、税関で止めてくれるから、

そもそも大きなビジネスにならないでしょ、と思われるかもしれません。

実は、アジアというのは、ニセモノ品ビジネス世界の中心地なんですよね。

香港とか韓国で、旅行に行くと、偽物品の屋台とかマーケットがあって、

多くの偽物品を、ご覧になった方も多いと思います。

中国も、ニセモノ品大国だと、欧米からかなり叩かれていましたよね。

いまは、東南アジアが、ニセモノ品大国となって、

ものすごい勢いで中国を追い抜かそうとしています。

もうインドやバングラディシュでは、次のニセモノ品大国として、

着々とニセモノ品のマーケットが立ち上がっています。


越境ECでニセモノ品が届く、いまの日本

こういった模倣品マーケットが、アジアを中心に増えています。

アジアの中で、デフレが続いていて、

非正規労働者が増えて、価格の安い高品質のものを好む、

いまの日本人をターゲットにしてきています。

日本では、メルカリとか楽天とかアマゾンとかヤフオクとか、

個人のあいだでの売買が、大きなマーケットになってきましたよね。

こう言ったところに入り込んできています。

ネットで買った商品が、実はニセモノというケースも、

増えています。

コロナ禍で世界中の模倣品のネット流通が急増しています。

このような状況下、ニセモノ品の対策スペシャリスト

の仕事が増えていくと思います。


外国知財をもっと身近に
One Stop IP Service,
Masuvalley and Partners


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?