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卒業研究報告会を開催しました

みなさん、こんにちは。社会福祉学科教員の小高真美です。

今回は、社会福祉専門ゼミナール2で開催した、小高ゼミと永野ゼミの卒業研究報告会(卒業論文発表会)の様子をご紹介します。

小高ゼミでは、ゼミ生全員が各自で卒業研究に取り組み、卒業論文を書きあげます。3年生の後期に研究計画書を作成し、4年生の前期でアンケート調査やインタビュー調査を行い、データ分析、夏休みから後期にかけて卒論を執筆、そして12月に卒業研究報告を行い、卒論を提出します。

研究テーマはさまざまです。私が専門とするメンタルヘルスや自殺予防に関するテーマだけでなく、児童、高齢、障がい、LGBTQ+、地域、その他、学生が関心のあるテーマを選んで研究にはげみます。

今年度の研究テーマは下記の通りでした。
・在宅介護者への心理的支援の在り方に関する研究
・無料塾の認知を広めるための研究
・地域住民の意識的なエシカル消費を目指すための研究
・私立中学校におけるスクールソーシャルワーカー配置の促進に関する研究
・社会的養護経験者へのアフターケア支援機関の認知を広めて利用促進するために必要な要因についての研究
・SNSが摂食障害の女性に及ぼす影響と問題点についての研究
・ヤングケアラーの外部に求める援助希求行動を高めるための必要事項に関する研究
・自殺のタブー視を乗り越え自殺予防教育を促進するための研究
・養護教員によるいじめ被害の相談体制に関する研究
・ごみ屋敷の住人の社会的孤立を防ぐための研究
・学校教育と個人塾の関連性についての研究-塾関係者による現状把握-
・大学生の自傷行為に対する知識についての研究

卒業研究に取り組むなか、行きづまること、悩むこと、大変なこともあったと思いますが、ゼミ生同士でも助け合って、最後まで完走しました。4年生の皆さん、お疲れさまでした。

小高ゼミの卒業研究報告会を終えて

では次に、永野ゼミからの報告です。

社会福祉学科教員の永野です。永野ゼミでは、12月2日と5日に分けて3・4年生合同の卒論発表会・中間発表会を実施しました!

今年度の卒論のテーマは、以下のような内容です。
・乳児遺棄事件の母親像—新聞記事の分析から考えるー
・子どもアドボカシー制度導入の課題と展望—子どもアドボケイト養成課題講座実施団体のインタビューから考えるー
・日本における母子世帯の貧困と生活保護受給に関する研究のシステマティックレビュー
・特別養子縁組における真実告知について
・学校現場での『性と生』の授業による性的マイノリティへの理解と支援―ソーシャルワークの視点から―里親制度における広報活動の在り方 —自治体ホームページから読み解く—
・貧困の世代間再生産と子どもの教育格差-小学生以下の学校外教育に着目して—
・児童虐待死亡事例で残されたきょうだいへの社会的養護のもとでの支援
・ヤングケアラーの現状と元ケアラーへの支援の必要性
・家族再統合における再虐待のリスクと支援の在り方
・研究ノート:『不登校新聞』に見るコロナ禍における児童を取り巻くものとは

永野ゼミでは主に子どもや家庭に関する研究関心から自由にテーマを選択し、卒業研究を行っています。コロナ禍で調査の難しさが続いていますが、それぞれの研究課題に根気強く向き合ったと思います!4年生に拍手!

3年生も現在考えている研究テーマや先行研究のまとめ、研究方法についてプレゼンし、4年生から的確なアドバイスをもらっていました。きっとあっという間の1年になると思います。研究にじっくり向き合っていきましょう!

永野ゼミ発表会の様子

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