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海外ソーシャルワーク実習(カンボジア実習)を行いました~その2~

こんにちは、社会福祉学科教員の木下です。

今回は、海外ソーシャルワーク実習(カンボジア実習)実習1日目、2日目の様子を報告します。

1日目の朝です。初めてSUSUの工房を訪れた学生たちは、少し緊張気味でした。現地のカンボジア人のスタッフ4人、日本人スタッフ3人がご対応くださいました。実習を運営してくださるのは、毎年お世話になっている後藤さんです。ただ、今回はご都合によりオンラインからのサポートのため、現地で中心的に運営をしてくださるのは、インターン生の岡本さんです。

学生からの英語での自己紹介と「今の気持ち」をシェアからの開始となりました。英語が得意な学生も苦手な学生も試行錯誤しながら自身の思いを伝えました。その後、現地スタッフも交えグループになり、事前に準備してきた「私の大切なもの」をそれぞれ報告しました。

その後、後藤さんからSUSUの活動についての詳細な説明があり、その後40分程度、工房の見学をさせていただきました。各作業について丁寧に説明していただいた後、学生からの質問の時間が設けられました。学生から多くの質問が出され、SUSUの取り組みへの関心度や意欲の高さを見て取ることができました。
 
昼食をはさんで、今回の実習の課題提供をしてくださるSUSU所属の2人の作り手の方のご自宅を訪問しました。日本の住宅の状況とのあまりの違いに、学生たちは驚き、高い関心をもって見学をしていました。また、どのような生活課題があるかについてご本人、ご家族からお話しいただき、学生たちからは様々な角度から質問が出されました。

今回の実習の目標は、本日聴き取った情報を整理し、さらに必要な情報を考え、課題の緩和・解決の方策を考え、最終日に報告することです。

SALASUSUの作り手女性宅(1件目)

本日の感想をシェアしたのち、ホテルに帰りました。本日のプログラムはこれで終了だったのですが、学生たちはホテルに帰ってからも、翌日の再アセスメントに向け、本日得た情報を整理していました。

SUSU作り手女性宅(2件目)

実習2日目は、昨日訪問させていただいた作り手の方に、より詳細に必要な情報を確認します。グループは実地組が3グループ,オンライン組が1グループの計4グループあるので、Aさん、Bさんのケースを2手に分かれて行います。

通訳を交えて行うアセスメント

各グループ、自己紹介、アイスブレイクを経て、通訳の方を通して、課題解決のお手伝いをするために必要な情報を訊ねていきました。午後から1グループ、2グループはAさんの、3グループとオンライン組はBさんについてのアセスメントを行った結果の中間報告を行いました。

学生たちは、慣れない環境、気候の中で疲労困憊のようすでしたが、同時に大きな学びがあったことを感じ取れていたようで、とても充実した表情であったのが印象的でした。

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