見出し画像

第30回『レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~』に行ってまいりました

こんにちは。社会福祉学科教員の柳です。

7月18日、ゼミのフィールドワーク活動として、第30回『レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~』に行ってまいりました。

今回のフィールドワークは、学生さんに映画を通じてLGBTの世界を追体験することにより、そこに描かれているものから新しい知見を得てもらうために行いました。
 
近年、「LGBT」という言葉をよく耳にするようになりました。カミングアウトする著名人も増え、2015年東京都渋谷区・世田谷区で開始されたパートナーシップ制度は、2022年7月の時点で223自治体にものぼります(「NIJI BRIDGE」のHPより)。
 
「LGBT」が社会の中で認知されるようになった背景の一つに、『レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~』の活動の影響もあると考えます。今年で30年目を迎える歴史のある映画祭ですが、初開催した1992年当時は、「LGBT」に対する社会の偏見が今より強く、反対の声もあったそうです。それでも開催を続けてきたおかげで、現在は「LGBT」問題に関心をもち、活動にも賛同してくださる方々が増えています。
 
世界各国のセクシュアル・マイノリティをテーマとする作品を紹介しているので、他の国のLGBTの状況についても知ることができます。またLGBTの他にも移民や人種などに関するテーマも扱っているので、他のマイノリティについて知識を広げることができます。

今回私たちが見た作品は『秘密のふたり』というタイトルのフランスの映画で、敵対するグループの女性同士が恋に落ちた時の葛藤を描いたものです。誰にも言えない関係から発生する自己否定、親友たちからの仲間はずれ、家族との葛藤などがよく伝わり、セクシュアリティによる当事者の生きづらさについて考えさせられるきっかけになりました。

上映5分前です~🌈


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?