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気負わないコミュニケーションと思いやりの体験(稗田ゼミ学外学習)

こんにちは。社会福祉学科の教員の稗田里香です。
 
6月30日、稗田ゼミは、神奈川県にある「トライフィールドわーくあーつ」に行ってきました。ここは、精神障がいなどのある方々が社会復帰を目指す就労継続支援B型事業所です。
 
ゼミ生たちは、もっと知り合おうと活発に活動中。「わーくあーつってどんなところ?」「精神障がいってなに?」を調べ、「ハード過ぎず、誰も気負うことのない」企画書を作成。わーくあーつのメンバーさんやソーシャルワーカーの方々からの意見も加え、午前は作業体験、午後はゼミ生企画のスポーツ交流会が実現しました。
 
緊張していた作業は、メンバーさんがマンツーマンで丁寧に教えてくださり、コミュニケーションも自然にとれました。得意、不得意な作業をお互い補い合い一つのものを完成する協働作業でした。「1つにつき2円」の作業工賃に就労支援の現実も考えさせられました。
 
スポーツ交流は、一人一人の強みが最大限に活かされました。世界レベルのパラバドミントンのゼミ生が車いすを自由自在に操る迫力あるプレイ。ロービジョンフットサルのクラブチームに所属するゼミ生の爆発的なシュート。自分たちも車いすに乗ったり弱視の体験ができるゴーグルをつけ障がいの世界を知ったうえでプレイすると、あらためてその凄さに驚き感動を共有する2時間でした。
 
体を動かす楽しさやパラ競技の奥深さを知りあえたこと、精神障がいが見えにくい障がいであること、自分を知ってもらうことによって皆が積極的に声をかけてくれたこと、スポーツは障がいの壁を超えるツールであることなど、気負わないコミュニケーションと思いやりの体験は、新鮮で尊いものとなりました。

部品の組立て協働作業


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