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令和5年度入学式が行われました

社会福祉学科の渡辺裕一です。

素晴らしい春の青空のもと、4月4日(火)午前10時から武蔵野大学文学部・人間科学部・教育学部、午後4時から大学院(実践福祉学専攻)の入学式が挙行されました。

社会福祉学科では、135名の新入生をお迎えしました。入学式では、新入生を代表して、社会福祉学科に入学する宮澤舞さんが、力強い入学の辞を述べられました。

以下にその内容をご本人の了承を得て、掲載します。

暖かく、柔らかい風に包まれ、春に咲く花に命が芽吹き始めました。春の訪れを感じるこの良き日に伝統と歴史ある武蔵野大学へと入学できますことを大変嬉しく思います。私たち新入生のためにこのような盛大な入学式を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、ご多忙のなかご出席下さいました、ご来賓の皆様、西本学長をはじめとする諸先生方、並びに関係者の皆様に、新入生を代表いたしまして、心より御礼申し上げます。

昨年、2022年度は終わりの見えない新型コロナウイルスに悩まされながら、ロシア軍のウクライナ侵攻、安倍元首相の銃撃により浮かび上がってきた宗教・政治問題、急激な円安による物価の高騰など様々な出来事が私たちを大変苦しめてきました。そんな中、民法改正により成人年齢が二十歳から十八歳に引き下げられ、行き先の見えない恐怖と不安の中で私たちは一人の「大人」になりました。

そして、日本には、インフラの老朽化、介護離職、少子高齢化、大規模自然災害といった課題があります。さらに世界には、貧困、教育格差、紛争、児童労働など未だ解決の糸口すら見いだせていない大きな課題があります。  
日本、世界が抱える様々な諸問題を解決する手段として、私はソーシャルワーカーが重要になってくるのではないかと考えています。だからこそ、私は「声なき声に耳を傾けるソーシャルワーカー」になりたいと思うようになりました。様々な諸問題を抱え、恐怖と不安が残る現代社会の中で、人間科学部社会福祉学科は「人の一生、社会の未来に深くかかわるクリエイティブな学問」であるため入学を決意いたしました。枠にとどまらない幅広い分野の先生方から学べ、専門性を深めることができるこの武蔵野大学で、私は行き先の見えない恐怖と不安なこれからを変え、社会を切り開く一員となりたいと考えています。

AIの多様化に伴いマニュアルありきの単純作業である職種は廃れてきてしまっている中、ソーシャルワーカーは濃いコミュニケーションが必要とされ、人の感情の理解をしなければならない仕事です。そのため、これからの日本、世界に大きな役割を果たすと考えています。これまでの価値観や固定観念に捕らわれず、これから出会う友人と共に様々なことにチャレンジし、将来の夢への準備の四年間とすることを誓い、入学の辞とさせていただきます。

令和五年四月四日
武蔵野大学 新入生代表
人間科学部社会福祉学科 宮澤舞

入学生を代表して式辞を述べる宮澤さん

「これからの社会にはソーシャルワークが必要だ」「声なき声に耳を傾け続けるソーシャルワーカーになって、社会を変える」という意気込みを聞くことができ、教員一同、胸が熱くなりました。

武蔵野大学社会福祉学科には、「多様な」「様々な」人々や社会に出会うチャンスがたくさんあります。

ともに社会を変えていくたくさんの仲間を迎えることができ、本当にうれしいです。4年間、一緒に歩んでいきましょう。

社会福祉学科へようこそ!


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