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ソーシャルアクション活動報告会を行いました

みなさん、こんにちは。社会福祉学科教員の渡邉浩文です。

今回は2023年1月17日に社会福祉発展ゼミナールの授業で行われたソーシャルアクション活動報告会について報告します。

社会福祉発展ゼミナールは2年生の必修科目です。この発展ゼミナールでは、ソーシャルアクションに取り組んでいます。ソーシャルアクションとは、一人一人の生きづらさを生み出す原因となっている社会構造そのものに働きかけを行うメゾ・マクロレベルのソーシャルワークの活動です。

それぞれのクラスで3~4人の小グループを作り、夏休み前から準備をはじめて、チームで身近な社会問題の解決、軽減に向けた活動をおこなっていきます。この活動を通じて、どのようにチームメンバーの意思疎通やモチベーションを維持し、目標に向けた活動を行っていくか、チーム以外の様々な人や組織の共感と協力を得ていくか、活動に必要な物品やお金といった資源を確保していくのかといった様々な困難にぶつかっていきます。そして毎週、教員のコーチングのもと戦略を練り直し、その目的の達成に向けて取り組んでいきます。

ソーシャルアクション活動報告会は、その半年弱の活動期間の成果を各クラスで発表し最も共感の得られたチームが、各クラスの代表としてさらに全体で報告を行うものです。報告後、投票により共感を得られた活動に対して、社会福祉学科学内学会より表彰が行われます。

本年度は、男女関係なく生理についての正しい知識と理解を深め、大学内で突然生理になった際の問題の解決に取り組んだチームが最優秀賞を獲得しました。この活動は、社会福祉学科の枠を超えて、薬学部、アントレプレナーシップ学部、文学部と協働関係の輪を広げていきながら大規模なニーズ調査を実施し、学内に無料の生理用ナプキン設置できるよう学生支援課に働きかけを行いました。

最優秀賞:生理に関する意識の向上と突然大学内で生理になった場合の問題の解決に取り組んだチームのスライド
最優秀賞を受賞したチームの皆さん

また、優秀賞として大学生の眼精疲労の改善に取り組んだチーム、優良賞として大学生の防災意識向上に向けてハザードマップやホームページの作成に取り組んだチームが受賞しました。

優秀賞:大学生の眼精疲労の軽減に向けて取り組んだチームの発表スライド
優良賞:大学生の防災意識の向上に取り組んだチームの発表スライド


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