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Remoでオンラインコワーキングをして感じた可能性とリモートワーク2.0

皆さん隔離生活の中どのように働いていますか?バーチャルオフィス、バーチャルカンファレンスサービスのRemoを使ってバーチャルコワーキングスペースをはじめてみました。オープンして1週間が経過したのでオンラインコワーキングやリモートワーク&テレワークの未来を感じたのでまとめます。

Remoでバーチャルコワーキングスペース

RemoはZoomのような映像サービスなのですが、着席するテーブルがあって同じテーブルに着いた人とだけ映像で話すことができます。ユーザは好きなときに好きなテーブルに移動できるのでオンライン上で懇親会のようなコミニケーション量を生むことができます。Zoomなどのビデオチャットだと5人ぐらいの人数を超えてくると1人あたりのコミニケーション量が少なくなってくるのですが、並列でコミニケーションをすることによって大人数になればなるほどコミニケーション量は増加します。

Hopping – Virtual Co-working Space

2019年にエストニアでwebメディア開発の会社を設立したのですが、オフィスがなかったため「Remoを使ってバーチャルオフィスつくろう」と思い「スペースが空いてるからコワーキングスペースにしたら誰か来てくれるかな?」という安易な動機によりオープンしました。

『一緒にやる人』 がいる価値

図書館に行くと集中してる人がたくさんいて勉強や作業が進むように、コワーキングスペースにも作業や仕事をしている人たちの空気感がパフォーマンスに良い影響を与えます。世界中この状況なのでオンラインに接続している絶対数が多くなっていて「5分だけのぞいてみようかなー」という感覚で人が徐々にあつまり、話すわけでもなくただ同じバーチャルの空間にいるという謎の一体感があります。

必然ばかりのオンラインで偶然を生む

オンラインコワーキングで感じた一番の学びは、偶発的に会う予定じゃなかった人にオンラインで会えることでした。この体験でオンラインでは「必然の用事=知り合いやプロジェクトメンバーとのコミュニケーション」が多く新しい人や会う予定のない久しぶりの人に偶然でくわすということが少ないなと感じました。

まだリモートワークどころかテレワーク(在宅作業)さえも実施されてない企業は沢山ありますが、長期的に見れば多くの会社が場所に縛られない働き方を導入してリモートワーク&テレワークは一般的になると思います。テレビ会議をすれば移動の時間も節約でき時間を効率的に使うことができますが、オンラインでは必然ばかりで偶然を生むのは難しいと感じました。外に出れば誰かの知り合いや同じオフィスのビルに入ってる人など偶然あったり再会する人とのコミニケーションを楽しめますが、オンラインでは偶然は頻繁に起こることではありません。

オンラインでこの偶然を生むことができたらオンラインコミュニケーションはさらにおもしろくなるだろうし同時に課題でもあると感じました。

リアルコワーキングスペースではやっちゃいけないNo.1の麻雀もすることができて、深夜にちょろっと見に来た人が観戦してたり「今度やろうねー」なんて差し入れ風な声掛けをしてくれて、これもオープンスペースながらのできごとだなーと感じました。

リモートワーク2.0

行政のテレワーク推奨により多くの企業や人々がオンラインにいる時間が増えて、働き方の自由度が増しています。すでにリモートワークをしていたテック企業や移動ライフスタイルの人々は、リモートワークを取り巻く環境がこの数週間で大きく変わったことを感じ入るでしょうし新たな課題も見つかってきています。

個人的には「どうやって偶然を生めるか」がリモートワーク2.0と言う時代にのポイントになると感じています。今はリモートワーク・テレワークのプレイヤーが増え始めて一般化し始めてきたところだと思うので、数年前からZoomで会議してオンラインでプロジェクトを管理するみたいな働き方をして人たちは「いやこんなの普通でしょ」ってなるんじゃなくて、これからどういう風にこういう働き方をする人たちが増えて、オフラインにしかなかった価値がオンラインでも感じれるように考えていけると嬉しいなと思いました。

ちなみに今週から朝はマインドフルネス瞑想のオンラインクラスを50人の受講生の方と一緒にやって、土曜日からは1週間のファスティング体験を講師の先生と受講生7人で毎日講義を受けながら一緒に体験していきます。このように1人だとなかなか続けられないことも友達や受講生等と一緒にやることによって毎日の自分たちが感じたことの共有やコミニケーションとっていけるので続けやすいと思いますし、そういった価値もオンラインでのコミニケーションが一般的になる過程ではいろいろと発見できる思いました。

こんな時だからこそ自分や自分を取り巻く環境の変化に目を向けて、自分自身もなにか良い影響を与えられたらいいなと感じています。



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