見出し画像

自分に素直に生きる

最近やっと、人生が自分と嚙み合ってきたというか。
自分の歩幅で焦らずに生きられるようになった実感を得られるようになった。

結婚していた時もずっと何も自立できていないままな感じがあった。
私はモラハラ期、ハネムーン期を繰り返す元夫との関係にいつも悩んでいたし、すごく泣き虫で弱くて、いろいろなことを一人で乗り越えるには力が足りていなかった。
今だって充分とは言えないけれど、今よりももっと大人として成熟しないまま、しなくていいよとそそのかされるまま甘えて、楽な方をとっていた。
甘かったと思う。
とても。

自分をポジティブなんだと言い聞かせて、問題を解決しないまま、よくないことは見ないように気持ちを切り替えてやり過ごした。

例えば、そうだな。
部屋が片付いていないなどで夫の機嫌が悪くて、バンバンと物に当たりながら片づける姿を見ているとする。
私は決まったところに決まったものをしまえるんだけど、しまうところを決める能力があまりないみたいで、大掛かりな整頓は手を付けようとして混乱してしまうことがあった。
イライラした夫の様子に、体の力が抜けて怖くなったりするけど、苦手だから仕方ないしな、でもできるだけやろう!むしろ夫がやってくれてありがたい!
夫も疲れがたまっていて、私に当たりたくもなるのだろう。
ありがとうパパ、と夫にすり寄って機嫌を取り、子供たちを怖がらせないように楽しい雰囲気を作る。
夫の好物を作る。

とか。

仲良しな様子を子供に見せては、とても愛し合っている夫婦なんだと思うことにしていた。

約束が二転三転する夫に、小さな嘘をたくさん重ねる夫に、子供の世話はいいとこどりで赤ちゃんの泣き声をうるさいと怒鳴った夫に、私にけがをさせてお前が悪いという夫に。
信頼なんてとっくになくしていたのに。

人として軽蔑すらしていたのに。

子供の父親だからと、愛しているふり、大切に思っているふりをしていた。

現状維持こそ子供のためなのだと信じていた。
私のさじ加減で夫は変わってくれるとも信じていた。


その我慢が限界になり、子供のために絶対によくない我慢だったんだと気づいたとき、強烈なスピードで、この人やこの家族から離れなければ!!と想いが加速して子供を連れて家を出て、離婚した。

1年ほどして仕事も生活もまだ安定していないのに、なぜか絶対に必要なこと、と思ったタイミングがあって、それも直感的に動いて今の恋人と出会った。

もちろん簡単なことではなかった。いろいろ嫌なことを言われたし、正しいかどうかといったら違うこともあるのかもしれない。

こうなりたい、ここじゃない、こんな人と関わりたい。

自分と向き合うたびに湧いてきた気持ちをちゃんと汲んであげることにした。

まだまだ力が足りないのはそうなんだけど。
違和感のある相手とはいられない。
おかしいなと思ったら嫌われるのもためらわずに話し合う。
子供たちとも、彼とも、親とも。

仕事も合わないと感じたら変えてしまおうと動いた。

もちろん生活に困らないように、子供たちに負担がかからないように
通帳と計算機とにらめっこして進めはする。

本当にすっかりじぶんに嘘がつけなくなった。 

自分に素直に生きる、ができてきたかな。
少しずつ、自信がついたのかも。

どっちを選んでもきっと何とかなるから、それなら少し大変でもより心地よい方を選ぶ。

どう転んでも大丈夫。

私の話をちゃんと聞いて、大切なものを理解してくれている人たちに、たくさんの大好きとありがとうを伝え続ける。
今日も無理のない笑顔で生きる。

子供たちにそう生きてほしいからね。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?