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本当に必要なもの

食は趣向である前にライフライン。

それなのにそれを担う一次産業は"上手にピーアール"しないと時代遅れで不要なもののように扱われる。存在しないものと同じと言われる。まるで工業や投資に変わるもののように語られることもある。

そして見せ方やわかり易さばかりを追求して本質が薄れてしまう薄っぺらい情報発信ばかり求められる。全部ではないが、メディアの着眼点も「売れるか」「視聴率がとれるか」「ビューが上がるか」とかだし。業界団体で広報しながら毎日その違和感にモヤモヤしてました。


なぜなんだろうか。私たちの食べるものが私たちの国で生産されることの尊さにみんな気づいてるのかな。

資本主義社会に翻弄されながらも気まぐれな自然と付き合いながら「食べもの」をとる・つくる漁師や農家がまだ日本にはいて、たとえ38%の自給率でも「食糧」が生産されていることは奇跡だと思う。

今は戦後でもバブルでもない。楽観しちゃダメだし、欧米ばかりを見習う時代でもないし、頑張ればなんとかなるなんて悠長な時代でもない。

全く危機感がないように映る国や業界のリーダーたち。私達がこれから生きていく数十年、子や孫が生きる数百年を、これまでの成長の時代の功績の保守のためにつかわないでくれ。

あと金儲けばかり考えてる人たち。大切な食料生産&なりわいの場やコミュニティをマネーゲームの対象にしないてわくれ。

今はそれどころじゃなく、ここまで下がった、けどなんとかつなぎとめてる食料自給率と生産の担い手を何とかしなきゃならないとき。



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