久保 奈都子|Natsuko Kubo

漁業コミュニケーター/漁業の翻訳家/ライター|漁師の娘目線で見てきたこと。漁業について思うこと。いろいろ書きためます。屋号【はまのなりわい】|https://ff-ourdiary.com/2024/06/22/fishery_communicater_natsukokubo/

久保 奈都子|Natsuko Kubo

漁業コミュニケーター/漁業の翻訳家/ライター|漁師の娘目線で見てきたこと。漁業について思うこと。いろいろ書きためます。屋号【はまのなりわい】|https://ff-ourdiary.com/2024/06/22/fishery_communicater_natsukokubo/

マガジン

  • 海の共同運営マガジン『海のイドバタ会議』

    • 2,935本

    【海好きさんあつまれ!】 海が好きな仲間のための共同マガジンです。目指すは 「みんなで海のあれこれを話して、ワイワイ楽しみましょ」 といったマガジンです。 【参加条件】 ・海に関わる記事であればなんでもOK! ・誹謗、中傷しない方であればだれでもOK! 【登録方法】 ・固定記事のコメント欄に「参加希望」と書いてください。 【#ハッシュタグ】 #海 #魚 #船 #漁村 #港町 #漁師 #船乗り #海水浴 #離島 #ビーチ #サーフィン #ヨット #ダイビング #ビーチクリーン #海洋生物 #旅行 #海の風景 といったハッシュタグをつけるような記事であればなんでもOKです。 みんなで素敵な、おいしい、楽しい共同運営マガジンにしましょ! ※気になる海記事があれば貼り付けてしまうので、ふさわしくないと思ったらご連絡ください。削除します。 ※詳しくは固定記事を見てください。

  • 漁業のある日常

    私が伝えたいのは、漁業の特別感や非日常感ではなく、漁業が日常にあるひとたちの生き方や働き方です。

  • 『はまのなりわい』の活動

    『はまのなりわい』の活動/仕事/イベントなどの記録として、レポート記事を掲載します。

  • 残したい原風景~漁師の娘の自己満足~

    福島の片田舎。海しかない港町で育った漁師の娘が見てきたふるさとの景色を言葉で伝えます。 網のにおい、岸壁の感触、船がきしむ音、魚臭い軽トラ。今は全部、忘れたくないふるさとの美しい景色。 #福島 #漁師の娘 #コラム

最近の記事

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漁業を翻訳するひと

このたび、漁業を翻訳するひととして開業しました。 ”漁業コミュニケーター”と名乗ろうと思っています。 屋号は「はまのなりわい」です。 漁業の専門性・現場感覚を持った私が、これまでに鍛えてきたサイエンスコミュニケーションと、パブリックリレーションズ(広報)を使って、漁業をより楽しめたらと思って開業しました。 *** 漁業にはたくさんの立場の方が関わっています。 漁師やその家族、漁協職員はもちろん、行政の人、研究者、政治家、商売人、消費者・生活者、、、。 それぞれに生活があ

    • 心がくじけそうな話

      二拠点生活のうち、実家にいるときには家業の漁業をやりたいと思って、「なんでもいいから手伝わせて」「ついていかせて」スタンスでいるのだけれど、どうにもそれが父に伝わらないらしく、「別に手伝うことはない」「来なくてもいい」と言われてしまうのです。 こちらがかなりのエネルギーを使って積極性を発揮して初めて手を出させていもらえる。そんな攻防を一年間やってきたけど、そろそろ父のネガティブに根負けしそう(笑) 今朝だって船底清掃をやるというから「一緒に行く」と宣言して早起きしたのに、

      • 秋の常磐ものが東京で食べられる「福島漁連|第15回福島県漁業の今と試食会/Fish-1グランプリ」のご紹介

        11月はJF福島漁連さんの都内出展イベントがいくつかあります。 私もお手伝いスタッフとして参加をさせていただきますので、こちらでイベント情報をご紹介させていただきます。 11/4(月祝)第10回Fish-1グランプリ【復興応援・地魚PRブース】|お台場 今年で10回目の開催となるFish-1グランプリ(JF全漁連主催)の、復興応援・地魚PRブースに、JF福島漁連が出展します。 毎年漁協女性部の皆さんが腕を振るい、キラキラした姿が印象的な福島漁連さんのブースで、お手伝いをさ

        • 『漁師のお仕事【刺し網漁編】 ―我が家に戻りつつある豊漁のよろこび―』を公開しました

          『ff_私たちの交換日記』で新しいコラムが公開されました! 今回の寄稿は、私にとって身近な刺し網漁の話と、豊漁のよろこびについて書きました。 漁師とその家族の日常から、私が大切にしたいものが伝われば嬉しいな。 ▼本文より *** ・・・私が仕事の関係で漁に同乗できなかった日のこと。母から「今日は大漁!!」とメッセージが届いた。そのメッセージを見て、私の心はものすごく満たされた。一緒に漁に出ていないのに、だ。 この大漁の喜びは子どものころから感じてきた、漁師とその家族が味わう

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        漁業を翻訳するひと

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        • 海の共同運営マガジン『海のイドバタ会議』
          2,935本
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          17本
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          4本
        • 残したい原風景~漁師の娘の自己満足~
          8本

        記事

          2拠点生活1年で気づいた自分の価値観

          2023年9月に初めて2拠点生活にトライしてから1年が過ぎた。 2024年からは、フリーランスになり仕事もよりフレキシブルに動いてきた。 自分の親が自営業(個人事業主)なので、フリーランスで働くことの大変さも覚悟していましたが、やっぱり仕事を頑張ったときとそうでない時の結果は収入として如実に表れるなと言うことを実感している今日この頃。 改めて、家族を養い3人の子どもを育て上げるほど自営業で稼いでいた父を尊敬するとともに、やった分だけ結果が出る働き方は納得感があるし、自分は嫌い

          2拠点生活1年で気づいた自分の価値観

          【レポート】富山の地で漁師たちからもらったパワー

          先月富山県で開催された「富山県漁協青年部連合会(以降、県漁青連)」(富山県内の漁協青年部の集まり)で、『「地域性」×「全国のつながり」が生み出す可能性-繋がりづくりの方法と効果-』と題してお話をさせていただきました。 前職の時からお世話になっている富山県漁連の職員さんから、若手の漁師たちが「地域の枠を越えて仲間を増やしたい!」と思うような話をしてほしいとのご依頼があり、このテーマにしてみました。 おそらく操業が一番忙しく、稼ぎ頭になる世代でもあるのが若手~中堅。その方々が、

          【レポート】富山の地で漁師たちからもらったパワー

          【レポート】流山初開催「お魚先生のサイエンス・ラボ」を開催しました!

          流山市で糀マイスターとして活動するCozy Kitchenの高木佐知子さんとの共同企画、「お魚先生のサイエンス・ラボ  チリメンモンスターで海の多様性を知ろう!」を8月17日、Thr 3rd place うらうら(千葉県流山市)で開催しました。 講師には首都圏でサイエンスワークショップ等を手掛けるボランティアサークル「博物倶楽部」の魚類担当、久保徹郎先生(我が夫)をお招き。 博物館等のワークショップで人気の「チリメンモンスターを探せ!」を、よりディープな内容にアレンジして

          【レポート】流山初開催「お魚先生のサイエンス・ラボ」を開催しました!

          【レポート】豊海で「チリモン×福島の漁業のはなし」 初*夫婦コラボ企画

          8月某日、東京都中央区の豊海埠頭にある(一財)東京水産振興会で、夫との初コラボ企画であるセミナー&ワークショップを開催しました。 東京水産振興会さまは、豊海埠頭近隣住民の方を主な対象として定期的に水産業や魚食のセミナーを開催しています。 今回は、生産現場を知るセミナーとして「漁師さんの出前授業」の講師としてお招きいただきました。 私自身は”漁師さん”というか、漁師見習い&漁師の娘ですが、、、 我が家や地元いわきの漁業を通して、多様な日本の漁業についてお話させていただきました

          【レポート】豊海で「チリモン×福島の漁業のはなし」 初*夫婦コラボ企画

          『100年続く食文化を支える、いわきの「採鮑漁業」』を公開しました!

          いわきの採鮑漁業(潜水漁)のはなしを書きました。 少しだけ玄人向けかもしれませんが、未来にも誇れる漁師のマインドを凝縮したつもりです。読んでいただけたら嬉しいです。 紙幅の都合で書ききれないこと、載せきれない写真もありましたが、伝わるといいな。。。 *** たぶんここに書いても本人たちには響かないとは思うけど、、、 法律や制度の隙間を縫って自分の行動を正当化して磯の資源にアクセスしてくる方々がいます。 確かに合法なのかもしれないけど、「食料」を生産している漁師たち

          『100年続く食文化を支える、いわきの「採鮑漁業」』を公開しました!

          『漁師のお仕事【100年続く、うにの貝焼編】』を公開しました!

          『ff_私たちの交換日記』で新しいコラムが公開されました(^O^)/ 今回は、ずっと書きたかったネタ、いわきのうにの貝焼のはなしです。 ▼漁師のお仕事【100年続く、うにの貝焼編】 潜水漁と加工を漁家が一貫して手掛けてきた「いわきのうにの貝焼」は、夏のウニ漁解禁の時期だけ生産できる逸品。 長い禁漁期間中にも漁師たちが磯の手入れをし、資源管理をしている。法令よりも厳しいルールを課して、来年もその先もずっと子孫がこの磯の恵みを受けられるようと続けられてきた。漁師たちにとっ

          『漁師のお仕事【100年続く、うにの貝焼編】』を公開しました!

          今の私を最も正しく発信してくれる記事が公開されました

          今の私を最も正しく発信してくれる記事が公開されました。 書いて下ったのはライター/ローカルエディターの佐藤美郷さん。彼女の取材は、本当に楽しくてどんどん言葉を引き出していただきました。 撮影してくださった 奥村サヤさんは、普段ライターとして活躍されているのですが、どの写真も素敵で、自分が笑った顔がなんだか大好きになる。書き手ならではなの目線で、人物像が染み出てくるような写真だな、と感激。 今まで黒子の仕事ばかりしてきたので初めてちゃんとしたプロフィール写真ができて嬉しい

          今の私を最も正しく発信してくれる記事が公開されました

          ”食卓”から究極のサイエンスコミュニケーションを体験したはなし

          先日(一財)東京水産振興会が開催する「大人の食育セミナー 豊海おさかなミュージアム食育セミナー」というものにお試し参加をさせていただいた。 約2時間で、管理栄養士の先生の座学と、お魚を丸ごと使った調理&食事(共食)をするもの。 東京水産振興会が2011年から魚食普及を目的に継続開催していて、魚の良さを確認しあったり、その良さを活かした食事について考えて、実際に作って食べたり、魚や健康についての学習をする。月に1回ペースで毎回テーマを決めて開催しているらしく、私が参加した回は

          ”食卓”から究極のサイエンスコミュニケーションを体験したはなし

          6/15築地で常磐ものが食べられるよ〜!

          四半期に一度の恒例行事になっております、JF福島漁連さんの試食会のご案内です。 例のごとくなかなか情報が出回っていないので、漁連さんからいただいたチラシ画像をもとに情報共有させていただきます。 当日は私も会場でお手伝いをする予定です。 みんなぜひきてね。 会場は築地魚河岸3階の「魚河岸スタジオ」です。 朝8時から漁連さんのご挨拶。その後、お昼ごろまで試食会となります。 毎回約1000食の試食を準備していますが、だいたい12時前後にはなくなってしまます。 試食は無料ですが

          6/15築地で常磐ものが食べられるよ〜!

          『漁師のおしごと【陸しごと編】』を公開しました

          『ff_私たちの交換日記』さんで新しいコラムが公開になりました! ▼漁師のおしごと【陸しごと編】 久保 奈都子 今回は陸仕事(おかしごと)の話にしました。 漁師がどんな生活をしていてどんな価値観を持っているのか。言葉じゃなくてともに行動することで知れることがたくさんあります。 一つ一つに意味があり、意外と合理的だったり。遠回りに感じる動きが一番効率的なこともある。 皆さんにも少し身近な?陸にいる漁師の姿を通して、「あ、私のまちには漁師がいるのね」「地魚(常磐もの)獲って

          『漁師のおしごと【陸しごと編】』を公開しました

          生存戦略

          尊敬する先輩方に導かれ、2022年から(一社)うみ・ひと・くらしネットワークという団体にジョインし、ゆるやかに活動をさせていただいております。この度、うみひとネットの5人のメンバー(研究者や元全漁連職員等)で、東京水産振興会さんのウェブメディアで連載をすることになり、第1回の記事を執筆させていただきました! ーーー コラムの補足として。 こぶしを掲げて「女性活躍すいしーん!!」という思想はまったく持っていないのだけど、たまに「おや?」「いらっ」と感じるときはありまして。

          絶望と希望

          先日、(一社)うみ・ひと・くらしネットワークが主催する「若手の漁業者による、漁業・漁村の魅力などについての座談会」に参加してきました!濃厚な2日間皆に会えてお話が聞けてよかった。 各地の漁村から集まった同世代、先輩たちのお話に、本当にたくさん勇気をいただきました。みんな本当にすごいんです!!悩みや苦悩やモヤモヤを抱えながらも踏ん張っている皆の姿が眩しかった。そして、漁業に関わるからこそ感じられる幸せもやっぱり何にも代えがたくて。そんないろんな感情を言葉だけでなく五感で共有し