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めいそう日記Ver3〜Day16(+1000):行間にある宝


1. 瞑想小咄〜行間にある宝

論理的思考力や表現力が大事だ、とされる。何かを人に伝えるにあたって、理路整然と、構成立てて話をするのは非常に重要だ。抜け漏れなく、過不足なく。しっかりと伝えること。それによって相手にちゃんとこちらの意図を伝えることができる。

最近、ガイドに興味がある人の練習に付き合っているのだが、自分が説明される側になるとよくわかる。頭の中に入っている情報を、言葉にして相手に伝えようとする時、伝え方の構成がしっかりできていないと、伝えたいと思っている内容の一部分しか伝わらない。だからこそ、組み立ては大切なのだ。

抜け漏れなく伝えることは非常に大事なことなのだが、この考え方はどちらかといえば西洋的なのではないかと思う。必要な情報を全て言葉にして伝えること。結論から説明をすることによって、文化や慣習が違う相手とも意思疎通上での誤りを減らすことができる。それはそれで、とても大事な技術だ。

一方で日本はというと、「空気を読む」ことを暗黙の了解としてきた国だ。言葉にはするけれども、その言葉の裏にある意味や、言葉としては語られない部分にこそ、その人が本当に伝えたいと思う心が込められている。それをちゃんと読み解くことができる力が求められる、というわけだ。

先日、句会に行ってきた。最近忙しくて、なかなか俳句を作る頭になっていなかったのだが、句会があると作らざるを得ない。腰を据えて、歳時記をめくって、どうにか俳句を作ることができた。

句会では、先生が作ってきた俳句の添削をしてくれる。その中で、日本文化として大切に受け継がれてきた技術や感覚のようなものも教えてくれる。毎度句会に参加するたびに、新たな発見があるのでとても楽しい。

今回先生が教えてくれたのは、17音の中で語られていない部分の大切さだった。先生が詠んだ句に、「小さな村に兵隊さんのお墓が2列あった」という内容の俳句があった。これをそのまま受け止めるのであれば、「戦争によって亡くなった人がたくさんいるのだな」ということだ。

しかし、言葉になっていない部分を深読みすると、「こんなに小さな村からも、2列もお墓が並ぶほどのたくさんの人たちが戦争に行ってしまった。戦争の悲惨さを感じる」ということだ。語られていない部分をしっかりと読むことで、その句の核心部分に触れることができるのだ。

世の中には情報がたくさん溢れているが、実際には世に出ている情報よりも、出ていない情報の方が大事なこともある。情報がたくさんある世の中だからこそ、見えていない部分に一体どんなものが潜んでいるのか。それに注意を向ける必要があるのではないだろうか。

2. 今日の瞑想〜2024.8.25 Sun 6:40〜(10min)

今日は朝から予定があるので早めに起床。瞑想をするとしよう。

今日の瞑想音楽はこれ。

横になったままでスタート。昨日に続いて、身体の中きら悪いものが抜けていくようなイメージを持つ。呼吸と共に解放する。そんな感じ。途中雑念も混じりつつ、最後までゆったり瞑想できた。

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