見出し画像

めいそう日記Ver3〜Day9(+1000):大人の8月・子どもの8月


1. 瞑想小咄〜大人の8月・子どもの8月

8月ももうすぐ半ばを迎えようとしている。先日、歩道を走っていく小学生くらいの男の子を見た。なぜか不思議と、その姿がものすごく眩しく見えて、小学生の頃の夏を思い出した。そういえば、あの頃の夏の感じ方と、大人になってからの夏の感じ方は随分と変わってしまったようだ。

大人になっての8月といえば、ほぼ変わらぬ日々が続くということ。今までに何社かで仕事をしてきたけれども、私が勤めた会社に関しては、いわゆる「夏休み」とは縁がなかった。俗世間ではお盆休みというのが通例になっているようだが、あくまでもカレンダーに忠実に、毎日暑い暑いと言いながら、変わらぬ日々を過ごす。それが大人になってから経験した夏。

前職に勤めていた頃は、夏場は掻き入れどきだったため、むしろ休みがないのが普通だった。ひどいときは、海外添乗から帰ってきて中2日くらいで再び海外へと舞い戻った経験もある。あのときは、夏休みどころか、一月の最低休日をいかに捻出するかが問題だったことを思い出す。

一方で小学生の頃はどうだったろうか。7月下旬。待ちに待った夏休みが到来。それからはコツコツとお尻を叩かれながら夏休みの宿題を渋々やっていたような記憶がある。自由研究などの大物はなるべく早く片付けてしまおうと思っていても、これがなかなかうまくいかない。計画性のなさは、子どもの頃から変わっていないようだ。

朝、まだ涼しい時間帯に目を覚まし、近くの公民館へと行く。ラジオ体操にはなるべく行こうと思っていた。朝から体を動かし、ハンコをもらって家に帰ってきたら、朝食ができるのを居間でゴロゴロしながら待っていた。そういえばあの頃は、クーラーの出番があまりなく、もっぱら扇風機を使っていたような気がする。あの頃に比べたら、格段に暑くなっているということなのだろう。

夏の終わりを感じるのは、お盆を過ぎたあたりから。長かった夏休みが、残すところあと半月になってしまった頃。いよいよ宿題もなんとかせねばと、ようやくエンジンがかかる頃もこの頃だった。けれど、この頃の半月は大人になった今に比べて、まだまだ先があるようで。少しずつ減っていく夏休みの宿題と、少しずつ減っていく夏休みの日数を眺めながら、再び始まる学校生活に少々憂鬱な気持ちを抱いていた。

あの頃に比べると、大人になってからの夏はあっという間に過ぎていく。夏休みなんて、特別な日がないからだろうか。普段と変わらない毎日が、今日も明日も、そして明後日も飛ぶように過ぎていき、気づけば8月が終わり、秋の入り口である9月を迎えている。こんなふうに、夏があっという間に過ぎてしまうと感じるようになったのは、一体いつからだったのだろう。

駆け抜けていった、男の子の姿が眩しく写ったのは、きっと羨ましかったからだろう。子どもの頃は1日1日、夏休みはどこか特別な時間だった。大人になってから、そんな気持ちになることが久しくなくなってしまったことに寂しさを感じる。

あの男の子も、いつかは大人になる。そして、私のように「あの頃」を振り返る日が来るのだろうか。

2. 今日の瞑想〜2024.8.13 Tue 6:10〜(10min)

火曜日の朝。今日から気持ちを新たに頑張ろう。今日もまずは瞑想から。

今日の瞑想音楽はこれ。

姿勢を整えて座る。今日は心が落ち着いているからか、あまり雑念がわいてくることはなかった。穏やかな心地で瞑想の時間を過ごす。終了後も穏やかな心地が続いた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?