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恋だの愛だの

恋愛小説を書き始めたきっかけは、わたしの利用している小説投稿サイトでたまたま書いた恋愛小説がそれまでの作品よりウケた、という不純な動機から始まっています。

と言っても、「恋愛ものってウケる」といった感じより「恋愛ものは気取らないで肩の力を抜いて書けるなぁ」と思ったのです。

小説を書くというと、なんだか社会的なテーマのある小難しいことを書かなければいけない気がしていたんですけど、得意なものを書くと、読者さんも不思議とついてくることにちょっと驚きました。

それからは『同じタイトルでそれぞれ物語を書く企画』があっても、たとえどんなタイトルでも恋愛に落として書きました。そんな時は意外性がウケましたが。

で、なんで恋愛ばかり書くのか? それはやはり第一にすきだから、かな。そういう物語を考えるのがすき。もういいオバサンですけど、若い頃の恋愛っていくつになってもいいものだなと思える。たぶん、自分と同年代の主人公の話はよほどのことがないと書かないんじゃないかな? 苦い思い出があっても若い頃の恋愛がいいですね。

第二に、誰しも人生に多かれ少なかれ恋愛は付き物だと思うんです。中には「誰も好きになったことがない」という方もいるでしょうけど、だれかにひっそり好かれていたかもしれないし。恋愛に関わらず生きていくってほぼない。なら、恋愛は普遍性のあるテーマだということです。

恋愛ものなんか書いて、と思ってる方もいると思いますけど、恋愛もののどこが悪いんだと言いたい。すきだ、嫌いだ、つき合う、別れるの中に人生があるのです。

恋愛してると人はいろんな一面を見せますよね? 書いているとそんなことも楽しい。この人物はこんな人だけど、実はこんなところがある。完璧な人はいない、完全な善人と悪人もいないというのがわたしの世界観ですので、出てくる人物には表裏があり、その辺の場面場面での気持ちを考えるのも楽しいです。

R18。性的描写があるときは「あり」とチェックを入れますが、そんなにすごく書きたいわけではないです。むしろちょっと恥ずかしい。自分は変態かもしれない、なんて思うし。けどわたしが書くのは主に大学生の恋愛なので、ないっていうのは不自然かなと。普通に、自然に、流れるように生活の一部としてあるんじゃないかと思います。(大学生ばかり書くのには明確な理由があるのですがここでは割愛)

そんなわけで、毎日、恋だの愛だのについて考えております。むかし、ジャック・ニコルソンの映画に『恋愛小説家』というのがあったように思うのですが、なかなかいい響きではないでしょうか?

リアルの知人にバレるのは恥ずかしいですけど、『アマチュア恋愛小説家』としてこれからも書いていく所存です。


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