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浮気について真剣に取り組んでみる

「浮気」は悪いものだ。いや、いろいろ事情があると思うし、順番ということも大切な要素だと思う。しかし浮気はいけない。なにがいけないかというと、傷つく人がいるからだ。きちんと最初の方を精算して、それから浮気を本気にするべきだ。たぶん。

というのも、わたしが書いた中でいちばん人気の『17日後』という小説は、浮気されちゃった女の子の心情を主に綴った物語なのだが、思えばあれから一年、ガチで浮気の話を書いていない。逆バージョンは一本書いた。彼女の他の女の子を好きになってしまうというやつ。その頃は夏目漱石に傾倒していて、作品は結局そこまで行かなかったんだけども、浮気から本気の付き合いに至ったふたりが日向に出られない、という話を書きたかったのである。

そんなわけで、浮気はいけないことだからこそロマンがある。ドラマティックである。つまり小説のネタになるというわけだ。わたしは基本、ラブコメは書かないので浮気を書いたりすると重くて苦しい話になる。なぜか今日の文芸界(ラノベに限ると思いますが)、苦しい恋愛は避けて通れ的なところがある。なのでわたしの作品は始めから不利だ(笑)。まぁ、それは文句を言わせない面白い作品を書けばいいということなので不問とする。

それで今回はちょっと本気で「浮気」と向き合ってみようと思っている。前回の小説の浮気はなんだかだらだらしてメリハリがなかったので、今回は「ザ・浮気」みたいなものを書こうと日夜ぽちぽちと作文中である。プロトタイプは書き途中で4万文字。でもいま書いている「浮気」の決定的なシーンを主軸にしたいので、構成を見直そうと思っている。えーとこの話もけっこう長く書いていて何回も第一話を書いているんだけど、まぁそれは仕方ないよね。

なんだろうなぁ、個人的な話だけども決定的な浮気をされたという経験がなくて、「あいつ、あの子と出掛けたらしいよ」というもやもやする伝聞系だったので思いっきり確実に浮気をされるという心情を描くのはなかなか難しい。いまも書いているけれど、うーん、確実に浮気されている現場を見ちゃった時ってどうなんだろう? 「触らないで!」みたいな少女漫画的表現? わたしなら……と考えたときに、やはり現実味が失せて、起こったことは遠いことのように思えて、それでいてギリギリ苦しめられるような感じかなと思う。忘れたい、忘れられない。自分になにが足りなかったのか。彼女と自分の差はなんだったのか。いままで一緒にいた時間はすべて嘘になってしまうのか。

ということを考えているので気分はナーバスな方向に傾いて、なかなか筆が進まないのが現状だ。早く書き終えたい。自分の中で、これって形がすっと目の前に浮かんだので形にしてしまいたい。もうひとりメインキャラを出したいんだけど、そうなるとまた複雑になるからなぁと考え中。

浮気パート、だいたい書けたので、そのもうひとり登場を書こうかなぁと考え中。でも経験から行くと、相談相手にもなってくれる友だち的なポジはかなり重要で、特に読者に好かれる。愛されキャラになる。物語は複雑になるけど、がんばって出してみようかなぁ……。

ちなみに今回はkadokawa関係のコンテストに出す予定はない。どうにもレーベルが合わないので。カクヨムで書いているので、kadokawaに、という気持ちはあるんだけど、上手く行かない。先日読んだエッセイでは、わたしの書く「ちょっと大人」な女性向けの恋愛小説は受け入れてくれるレーベルが少ないらしい。なかなか受からなくても仕方ないよねくらいに思っておこう。

いま、実は出したいコンテストがあるのでそこに向けて書いているのだけど(公募なのでレーベルに合わせたものを無理に書く必要がないのはうれしい)、今月末締め切りなので終わるか……。

と言う前に不幸なことが起きて、プリンター様がお亡くなりになってしまった! プリンターって何年かに一度、必ず壊れるよね……。うちではもっぱら、b文書を作るか年賀状を、といった感じなんだけども、今日、家電量販店に見に行ったら1万5千円は出さないとダメそうだった。ちなみにわたしはずっとCanon派だ。この出費の多いときに……と思わずにいられない。いまはプリントサービスもいろいろあるらしいけれど、文書なんかはうちで気楽に刷れるのが一番だ。目の前でむしろ刷り上がってほしい。セブンイレブンなんかで時間をかけて刷るのもわたしの気質に合わないし。明日、お伺いを立てて夫からOKが出たら買ってしまおう。

周囲の人には理解しがたいだろうけど、仕事道具なのですよ。とほほ。

公募はまだまだWebで出せないものが多いのでこういうことになる。しかしプリンターを買ってきて設置するのはすぐだが、作品は一丁一石では書けないのでやっぱりそっちが先決。

来週は子供の卒業式。思い出深いものになりますように🌸

先述した浮気小説。先に言うとあまりウケが良くない。自分でも地味だと思うし、何より終盤が雑。そんなわけでこれを紹介することはまずないんだけど、一応、参考程度に。 ↓↓

これもねぇ、主人公を女の子にすればもっと読者の共感が得られたんでしょうね。でも女の子のかわいそうなのは書いた後だったんで書きたくなかったのかもしれませんね。思いっきりレーベル違いのところに突っ込んで、玉砕した作品。周りは悪役令嬢ものとかだった(笑)。

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