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片頭痛・緊張型頭痛の傾向と対策 私の場合〈前編〉

子宮筋腫と不妊治療の話がひと段落したので、
これまた長年の付き合いの頭痛についても話しておこうと思う。

<頭痛の歴史>

自分ではあまり記憶がないが、小学校低学年のころからよく「頭が痛い」という子どもだったらしい。
ランドセルで早くも肩こりになっていたので、それも関係していたのかもしれない(姿勢も悪くてよく注意された)。
このころ飲んでいたのはバファリン。

いわゆる“片頭痛”というものになったのは、もう少し大人になってから。
大学生の時、子ども相手のアルバイトをしていたのだが、あまり真面目なアルバイターではなく、長期休みの前などに旅行資金を貯めるため、などピンポイントで行っていたのだが、だいたいアルバイトの初日が終わるころには頭の片側が脈を打つように痛くなり、帰りの電車の中では目を開けていられないほど悪化、最寄り駅に迎えに来てくれた母の車の後部座席に倒れ込むのがお約束だった。普段聞きなれない子どもの叫び声(遊戯施設だったので、みんなはしゃいで騒ぐ)が頭痛の引き金を引くようだった。

そして、これまたよくある話のようだが、生理の時に片頭痛がひどくなる。
前に書いたように、私は腹痛も出血もひどくて、ただでさえ死体寄りになっているところ、片頭痛が加わると、本当につらかった。
このころの愛用薬はイブA錠。

私の場合、片頭痛と緊張型頭痛が両方あり、緊張型頭痛は肩こりに起因することが多く、片頭痛は低気圧が来た時や生理中、また忙しい仕事がひと段落した後などになることが多かった。両方が同時に起きることも少なくなかった。

緊張型頭痛については、社会人になってから会社の診療所で処方されたロキソニンが一番効くことがわかり、それ以来、ロキソニンを貯め込む習性が付き、手持ちがないと不安になるお守りのような薬となった。
2011年に市販されるようになり、頭痛仲間と喜んだものだ。

片頭痛は、イミグランの登場で劇的に変化した。
喘息で定期的に通っていた病院で、いつもロキソニンを出してもらっていたのだが、ある日「片頭痛用の薬の認可が下りた」と登場したのがイミグランだった。
私はかなりひどい頭痛持ちだったので、だいたい2錠飲むことが多かったが、それで収まることも多く、本当に精神的にも楽になった。高価なことと、多くても一度に7錠くらいしか出してもらえず、すぐになくなるのが悩みの種だった。

ちなみに、あまりに頭痛がひどくて過去2回ほどMRI(CTだったかも)をとったことがあるが、2回とも何の問題も見つからず、よかったような解決策が見つからず残念なような思いをした。
頭痛外来に行くことも何度も考えたが、どこもとても混んでいて、予約を取る前に挫折してしまった(子宮筋腫や喘息など、通う病院がただでさえ多かったので…)。

イミグランの登場で、発症時の解決策はできたものの、それでも収まらない頭痛の時はどうしいようもなく、ただただ布団でうずくまるしかなかった。あまりの苦しみように家族が救急車を呼ぼうとしたこともあるが、片頭痛だと伝えたら、「それなら病院でも薬以外の処置はできないので、薬を飲んで暗いところで休んでください」と来てもらえなかった。耐えるしかないと正式に宣告されて悲嘆にくれたものだ。
あまりにひどいと吐いてしまうので、点鼻のイミグラン(高い)を使ったり、水を飲まずに飲めるマクサルトを使ったりしていた。

その後、不妊治療の一環で始めた鍼治療で一時期頭痛が収まっていたが、定期的に通わなくなって以来、再発するようになった。
以前と比べると頻度も少なく症状も軽いが、1ヵ月1回も頭痛がないことはないと思う。
寝込むほどの頭痛は3,4ヵ月に1度くらいになったが、一度ひどい頭痛が起きると、その後1週間くらい頭が重い感じが続いてしまう。

今なお試行錯誤中の頭痛との付き合いだが、私のやってきた薬以外の対処法が頭痛仲間の参考になればと思う。
明日はその対処法を紹介します。


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