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《読めない女》は親友ができない?!

20代を振り返ると、
ノリと勢いを武器にかっ飛ばしてきたな〜
と恥ずかしくなる思い出が多々あります。

過干渉?愛情が強め?の母のもと育った私は
活動が制限されることが多く、
部活動も友達と遊びに行くことも
母の顔色を伺ってばかり。

いろんなことに興味をもち
いろんなことを掘り下げていきたい
多感なお年頃だった私は、

『高校を卒業したら絶対親元を離れる!
思いっきり自分のしたいことをしてやる!』
と強く決心。

20代は周りの目を気にせず
とことん自分の気持ちに正直に動こう!
というのをテーマにしました。

また、学校生活に窮屈さも感じていたため
高校を卒業したら
机上の勉強よりも働いて
早く一人前になりたい!
という思いも強くありました。

一人前というのは、
大人に対等な存在として見られること。

親にも、
子供としてではなく
1人の人間としてみてもらいたかったんです。

そのため、
経済的に自立することは勿論
考え方・時間の使い方・交友関係も
受け身ではなく自発的にしていこうと
決めました。

《〜でなければならない》という
世間一般の考えに縛られず、
周りから求められる自分にならない。

親元にいれば
「貴方はこうしたら上手くいくよ」
「こういうことは止めときなさい」
という声に従わなくてはならない。

自分の意に反していても。

そういう環境だと、
上手くいかなかったとき
他人や環境のせいにしてしまう。

自分はこうしたかったのにできなかった!
こういう考えは上手くいかないのかな?
と、自分で納得しながら進んでいく経験が
乏しいまま。

そんな状態だと、
考え方も時間の使い方も
一人前には程遠い。

交友関係だって、
集団行動が求められる学生生活だと
この空間・この時間をやり過ごすために
ただ一緒にいる関係になることが多い。

高校時代
いつも一緒にいる友達は、
《一緒にいたい友達》より
《ひっついてくる友達》でした。

クラス分けで親しい友達とわかれた人は、
クラスで浮かないように
一緒にいて良さげな人を見つける。
愛想のいい私は標的になってばかり。

仲の良い友達も、
そこまで仲が良くない子が
私にひっついていたら
そりゃグループ別れしますわな。

楽しくお喋りしたり遊んだりもするけど、
行動するときは他のグループとして。

一緒にいることを求められているから。

交友関係でも受け身でいたから、
高校時代の思い出は薄い。
後悔しか残っていません。

高校生活は、
大人と子供の狭間で
ちょっと背伸びした体験を
気の合う親友と試していくもの。
そういう憧れがあったからこそ、
共に過ごす相手を選んでいくことの重要性
強く感じました。

なんとなく一緒に過ごすのではなく、
この時間はこの人とこういう風に過ごしたい!
という意志をもって過ごしたい。

その考え方は、
大学生活・新卒の社会人生活でも貫きました。

ただ、いまになってみると、

わたしのスタイルは
周りにいた人を疲れさせてしまっていた
のではないかとも感じます。

この時間はこの人とこういう風に過ごしたい!
という意志をもって過ごす。
ずっと同じ人といるのではなく、
その場その場で見合った人と。

20代、自分の気持ちに正直に
いろんなところに顔を出して
いろんなことに挑戦をする。
そのために、スケジュールは分刻み。

大学の友達も、
同じ授業を選んで一緒に受ける♪
空き時間は食堂でお喋り♪
という関係性ではなく、

自分が受けたい授業にいたらラッキー♪
授業終わったらバイトがあるからバイバイ♪
そんな関係性。

新卒で唯一同じ勤務地になった同期とも、
ランチや仕事後の飲みは一緒に♪
イベントごとは一緒に考えていこう♪
という関係性ではなく、

気分が合ったときは一緒に食べよう♪
できるだけ時間を使わずに企画しよう♪
そんな関係性。

一緒にいれる時間が読めない女。


30代になっても仲が良いままの
大学時代・社会人時代の友達はいるけど、

世間一般で思い描かれる、
キャンパスライフの友達
新卒時代の同期
を理想としていたであろう何人かの友達には
ストレス与えてしまっていたかもな〜と
時々申し訳なさを感じることも。

正解とか不正解とかの話じゃないけど、
都合のいい友達にしてしまっていたかもな〜と。

でも、

一生に一度しかないその瞬間を
後悔しないように
どのように過ごすか決めることは大切。

例え相手に迷惑をかけても、
《相手への思いやりを忘れずに
一緒にいれる時間は全力で楽しむこと》

を意識できていれば
《都合のいい相手》にさせない努力は
できていたと認めていいかなとも。

相手に合わして後悔ばかりした10代。
それを取り戻すべく生き急いだ20代。
自分の欲が満たされたからこそ
周りへ還元していきたい30代。

あの時代、相手が自分を疎ましく思っていても

もし今でも一緒にいてくれるような仲なら、
より誠意をもって付き合っていきたいなと
最近常々思うわけですよ。

本当に小さなことかもしれないけど

待ち合わせの時間には余裕もって行くとか、
プレゼントをする機会があればケチらず選ぶとか、
LINEの返信はなるべく早く返すとか、

そういうところからも
相手への思いやりが感じられる30代へ。

居心地いい相手に

親友というか、
何年後も一緒に過ごしたい相手と
思ってもらえるように。


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