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【妊娠】切迫入院レポ

妊娠30週にて、切迫入院。

第一子のときも、妊娠中はずっと体調が悪かった。
けど、運良く理解のある会社だったので
ずっと休ませてもらえてずっと横になってた。

でも第二子となると、そうもいかない。
わんぱくで抱っこマン(11キロ)な一歳児を
ワンオペ育児でみながらとなると、
例え妊娠前より省エネモードでいたとしても
体力的に無理せざるを得ない日々が続く。


毎日を必死に終わらせる。

人に“頼る”ということにネガティブだった私も
育児を通してどんどん抵抗がなくなっていった。
実際頼らないと自分が潰れて、
結果として子供に迷惑をかけてしまうから。
だから、第二子妊娠がわかって
どんどん頼れるものには頼ってきたつもりだった。

子供が小さいうちは育児に専念したい!
二歳差で下の子も産みたいと思ったら
産前産後ズタボロで限界を感じる自分にとって
仕事復帰は体力的にも会社への負担的にも無理!
という理由で仕事も辞めた。

(夫が県外へ異動になる話もあったので
職場復帰しても働ける期間が短すぎるという
理由もあったり、いろんなことが重なった)

専業主婦できてる分、
上の子の遊びはとことん向き合いたい!
と思いつつ
ツワリで何度も体力の限界を感じ倒れそうになり、
ついに保育園入園もさせた。
(産科の主治医に診断書を書いてもらった)

それでも、精一杯な日々。

周りの妊婦と自分は比べないようにしていた。
他の人はできているのに、、という考え方は
弱っている自分をただ苦しめるだけだから。

自分にとって苦しければ、苦しいでいい!

周りに何か言われても、気にしない。
だって、その人だったら乗り越えられても
その人と環境も体質も感じ方も違うのだから。

そう自分に言い聞かせて、
少しでも負担を減らせるように過ごしてきた。

けど、30週の朝
多少無理しつつ
上の子の抱っこ要望に応えるという
毎朝のルーティンができないと感じた。

いつもと違う何かを感じた。

ただ、保育園登園までの時間は
相変わらずバタバタで
「とにかく送り届けてから落ち着こう」と
いつもと変わりなく車を運転して
保育園まで行った。

駐車場から教室までは、
寂しい!抱っこ!と甘えてくる娘を
思いっきりギューっと抱きながら
ポジティブな声かけをすることを
日々心がけてきたけど、
その日はそんな余裕がない。

歩くだけでも精一杯。
抱っこを数秒して歩かせての繰り返しで
何とか教室までたどり着き、
離れたがらない娘を先生の協力のもと
何とか離れて何とか駐車場に戻る。

その時点で限界を超えていた。

車の中で一旦クールダウンし、
とりあえず帰らなきゃと車を走らせた。

けど、10〜15分がとても長く感じるほど
運転中に何度も身の危険を感じた。

どっかで停めて休憩休憩進もうか、
いや早く帰らなきゃ帰れなくなってしまいそうだ。

前駆陣痛?いや、陣痛?破水する?
そんな不安と痛みと闘いながら家の駐車場到着。

が、もう動けない。

病院行くにも
一旦家へ戻り、母子手帳と保険証を
取りに行かなきゃいけないなのに
車から出ることができないぐらい
痛みが増していた。

車で30分程の距離に住む義実家へ連絡し
病院までの運転を頼んだ。
病院へも状況を説明し向かうことを伝えた。

けど、その一仕事を終えたあとから
一気に痛みが強くなり涙も出てきた。

あ、陣痛かもしれない。
苦しいし眩暈もする。

急いで義両親が駆けつけてくれたときには
話すのもキツいぐらい
深呼吸をするのがやっとの状態。
運転席から移動することもできない。

なんとか、車で数分の病院へ着いたときには
もう産まれるかもしれないと思った。

車椅子に乗せられて急いで移動させられたけど
周りの状況も見えないぐらい余裕がなかった。

立って分娩台に移動することもできなくて、
イレギュラー対応をしてもらいながら何とか検査。

そのときの記憶も曖昧。

そしたら子宮頸管がかなり短くなっていて
お腹の子が下がってきているからと緊急入院!

張り止めの点滴を打ち
横になっていたら
症状が落ち着いてきた。

早産になる覚悟をしていたため
一旦ホッとする。

そのあと出されたお昼ご飯も完食して、
様子をみにきた主治医にも驚かれるほど
30分でケロッといつも通りになっていた。

ただ、張り止めの点滴が副作用が強いため
初心者の私はだんだん気分が悪くなっていき
またまた余裕がなくなっていった。

なんとか夫と義両親と連絡をとりあい、
今後どうしていくかを決め、
急遽娘と会えなくなる生活が始まった。

保育園お迎えの時間が近づくにつれ
気が気ではなくなっていった。

いつもは
保育園のお迎えへ行くと、
すぐママに気がつき
ママだけを一心に見つめて
ダッシュしてくる娘。

それが急に、
じぃじばぁばがお迎えとなると
どんな反応をするんだろう、、。

一気に不安になるよな。
大丈夫かな。
泣くかな。

いつもの家ではなく、
じぃじばぁばの家へ向かう帰り道。

不安だよね、
心の整理がつかないよね。

娘の顔が、
不安に感じてる様子が、
目に見えて
どんどん胸が苦しくなってくる。

そんな娘を見たくないのに、
何もできない不甲斐ない自分に泣けてきた。

コロナの為、病院には本人以外立ち入り禁止。

例え一歳でも、
ママの口から状況を直接説明したい。

そして一旦ギューっと抱きしめてから
バイバイしたい。

けど、
それすらできない。

いきなり変わった日常。
大人ですら不安に感じるであろうこの状況。

状況を掴めないことほど不安なことはない。

もう自分のことよりも娘のことが気になって
ごめんねごめんねと心の中で繰り返す。

娘はよく周りを見ている。

おてんばだけど
周りの空気を読んでいる。

義実家では、
楽しんではいるものの少し畏まる。
(ママのちょっとした緊張感を
感じとっているのだろうか)

急な生活変化、
ママがいない夜、
娘に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

すると翌朝、
娘は発熱。

もともと風邪は
入園してからよくもらってきていて、
前日も咳が気になる症状はあったものの
発熱となるとメンタル的な部分も心配になる。

保育園を休んで自宅保育となったが、
そのあとどんどん熱はあがり
40度近くまでいった。

そして、なんとその症状は何日も続き
手持ちの解熱剤・座薬が一気になくなるほど
薬漬けの日々となっていった。

絶対、メンタル的なところからきている!

あぁぁぁ娘ごめん、、、!

テレビ電話でみる、
娘の苦しそうな姿が耐えきれなくて
一刻も早く退院したかった。

けど、現状は点滴に苦しんでいる日々。

数日の辛抱だ、きっとすぐ会える!

そう自分に言い聞かせた。
胸が苦しかった。

毎日娘を抱っこすることをキツいな〜と
感じていたのに、
それができない今が辛い。

妊娠しながら上の子をみる状況に
限界を感じていたのに、

入院でそこから解放されたら
愛おしい日々が奪われたと
ショックを受けている。

こんなに娘と離れる生活がシンドいと
思わなかった。

娘もだけど、
私にもダメージが大きかった。

そんな日々が続き、
入院から1週間、
退院することが決まった!!!

まだ娘の高熱と風邪症状は続いていた。

早く娘のところへ駆けつけて、
ギューっとたくさん抱っこしたい!!!

退院予定日前日、
テレビ電話で

「もう明日には会いにいくからね!
待っててね!」
と笑顔で呼びかけた。

グッタリした娘は、
このとき初めて一瞬泣きそうな表情をみせて
口をギュッとつむいだと思ったら
ばぁばに抱きついてカメラに背を向けてしまった。

あぁ、とっくのとうに限界を超えてるんだな。
いままで一歳ながらに
気丈に振る舞ってくれていたんだな。

もう涙が止まらなくなった。

情けない。
一歳の娘にこんな想いをさせてしまった私。

妊娠しない方がよかったのかな?

公園やスーパーで、
兄弟でわちゃわちゃしている子がいると
目をキラキラさせて眺めていた娘。

ダダダと走っていって、
自分も輪に入りたそうに
積極的にコミュニケーションをとりにいく娘。

兄弟をつくってあげたいと強く思った。

自分が妊娠で動けない身体になる気はしていた。
でもできることはやっておきたかった。

だって、
もしかしたら
第二子は全くツワリも不調もない可能性だって
あるんだから。

まだ起きてない未来を恐れるより、
まずは行動してみて
キツかったらキツかったで
そのとき見えてくる道もあるだろうから。

だから第二子の妊娠はとても嬉しかった。
一緒に遊べる兄弟ができた娘は
どんなふうに喜んでくれるんだろうか!
公園やスーパーで羨ましそうに兄弟を眺めるのも
これで卒業だよ!と。

娘の笑顔をみたくて選んだ道だった。

もちろん、
二歳差で下の子を産みたいと
かねてから願っていたこともあったけど
背中をグッと押したのは娘だった。

だからこそ、この矛盾に泣けてきた。

娘の笑顔をみたかったのに、
苦しい想いをさせてしまっている。

避けては通れない道だからと
自分に言い聞かせる。

どっちみち出産したら入院せざるを得ないんだし、
娘と離れる時間ができることは
避けられないんだ!

そうわかってはいるけども。

あぁ、第二子妊娠の上の子ケア問題。難題だ。

話は戻り、退院当日。

退院手続きも終え、
荷物もまとめ、
あとはタクシーに乗り込むだけ!
というタイミングで

なんと!なんと!
出血、、、、。
(ほんのちょっと!)

おりものが痒くてちょっと掻いたから
皮膚傷つけてしまったのかも?
あ、痔が再発したのかも?
でも、まあ念のため看護師に伝えとくか!
と帰る気満々でいたら

検査の結果
入院時よりリスクの高い状態になっていました。

・・・・・ガーーーーーーーーーーン・・・・・

まさかの入院延期。
涙腺崩壊。

落ち込みに落ち込んで、感情は無になって、
何もしたくない感じたくない考えたくない
闇ゾーンへ突入していった。

・・・・・


続きはまた後日!

一旦、
切迫入院前後のレポートを
残してみました。

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