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『仙波龍英歌集』が届く

今日も、家に届いた歌集の話を。

仙波龍英はずっと気になっていた歌人だった。初めて知ったのは、穂村弘の歌論だっただろうか。特に、この代表歌には心惹かれ、以前に一首評も書いた事がある。

しかし、そんな仙波龍英の歌集は今はかなり入手困難だ。吾妻ひでおのイラストが装丁に使われた第一歌集『わたしは可愛い三月兎』はもちろんのこと、仙波の死後、2007年に出版の(第一歌集と第二歌集が合本された)『仙波龍英歌集』も古本屋で見かけることはほとんどなく、Amazonなどでもなかなかの値段がついてしまっている。

そんな『仙波龍英歌集』を、ヤフオクで幸運にもかなりの安価でひょいと入手する事ができた。それが今日届いたのだ。

今日届いた『仙波龍英歌集』……状態も良いものだった。

これでやっと、仙波の代表歌以外の短歌も読む事ができる。パラパラとめくってみたら、田中康夫『なんとなくクリスタル』ばりの註釈の嵐で、「時代だなあ!」などと思う。

読むのが楽しみである。

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