見出し画像

黒に薄桜(2023/03/27)

これは満開の時に撮ったやつ。今はどこも散り始めてるねえ。


桜の薄いピンクと黒い幹の組み合わせって好きなんだよな~。儚さと雄々しさが同居している感じで色っぽいのだ。

今日一日ずっと気分がすぐれず。二日酔いということもあるんだろうけど、ここ数日間の寒の戻りも関係している気がするな。気温差に体がついていかねえ…。生理が終わりかけなのも原因だと思う。生理4~5日にメンタルがふさぎ込んでしまう癖が私にはある。生理の影響でそうなってしまっているのか、私自身の体質なのか分からないんだけど過去の記録を見るにいつもこの時期は内罰的になっているのだ。内罰的というか何というか…。気分がふさぎ込む以外の表現がみつからんな……。こういう時にどうしていいのか分からないんだよね。どうしたらいいのよ~。今の所一番の対処は「肉」と「糖類」だな。飴を舐めている時と肉を食っている時は心穏やかになる~。いいのかそれで。

色々な事をやりたいな~したいな~と考えているのに、中々一歩踏み出せない自分にイライラしっぱなしだ。予定を立てている時は楽しいんだけど実際に行動に移そう!と計画し始めると「めんどくさい」が一番にきてしまって、結局何にもやらねえ…。時間は有限なのに1日1日が大切だっていうのに。やらなかった後悔は、ずっと後になってからやってくる。もう取り返しのつかなくなった時にくる「やらなかった後悔」はひどく苦しい。

なんだかんだでずーっと聞いている。BLUEGIANTはストーリーそのものよりも音楽を聴いた方が、この3人の関係性やドラマがわかるかもしんないな…とyoutubeのコメントを見ていてて思いました…。言語外での感情の揺らぎや衝突、融合に触れた時、なんでここまで感動しちゃうんだろう。2:00から始まるピアノのソロを聞いていて、この瞬間のユキナリに思いを馳せてしまう。孤独で、何かが始まる予感をさせるワクワク感と同時に精神的に満たされているような繊細な旋律がずっと続いてて美しいんだよな~。そのピアノの繊細さをドラムがささやかに、しっかりと支えていてくれる。2:41に短い音で一瞬流れを切る所が凄い好き。2:44からピアノに寄り添うように入るサックスとドラムが美しいんだよな~。それまで高音で続いてたピアノが一転3:30では低い音の和音に代わって雄々しくなってく。安定感。雄大な河って感じだ。穏やかで波があるけど人の生活を脅かすようなものではなくて、海に続いていくような大きな河って感じ。ユキナリのピアノがだんだんと大のサックスとまじりあって遊ぶように融合していく感じが、なんともいえないんだよな~。
私は玉田・大・ユキナリの3人の中ではユキナリに一番感情移入してしまう。自分の目的のために努力しつづけ、実力をつけてきた人が陥りがちの「傲慢さ」があんまりにも「まっとうな人」すぎて。FIRST NOTEは物語の中で一番の転機となる場面で演奏される曲なんだけど、この時のユキナリの心情を思うと、この曲を弾いているユキナリが愛しくてたまらなくなっちゃうんだよ。

ウッ。玉田~。(人様の叩いてみたを見て玉田に思いを馳せる)正直、ドラムを1年でここまで…?!と言う思う事が多く、物語のリアリティ性を欠いているような気がするんだけど、それもFIRST NOTEの前では霞みてえなもんなんだよなあ~。FIRST NOTEのドラムは最後のソロ以外では裏方に回ってリズムを保ちつづけているんだけど(いわゆるリズム隊ってそういう役割であっているんだよね?!)その支え方が…なんていうか上手い人達の間に挟まれてた玉田の「なりたかった自分」なんだろうな~って思ってさ。上手い人の中にはさまれて「なんで間違えまくってる俺の事を責めないんだよ!」って言ってしまう玉田のなりたかったポジションっていうのが「二人を支えられるドラマー」だったんじゃないかな~、って思うんだ。対等になりたい、っていうもどかしさ、情けなさがすごい分かる。そこらへんの意志が通して感じられて「玉田~!」ってなっちゃうんだな。YouTubeに「SLUMDANKの桜木みたいなもん」って書かれてあって、納得。桜木花道に違和感がなかったのは彼の成長の過程と才能の片鱗を段階的に見せられていたからで、だからこそ山王戦での健闘も受け入れられたんだけど…。映画BLUE GIANTでは残念ながらそこまで…という感じで没入できなかった。漫画を読めばここら辺の違和感なくなるのかしら。何というか、挫折からの立ち直りもベラボウに早くて「こ……こんなに早くきりかえられるんか…?!」って気持ちがおいつかなかったんだよね~。
BLUEGIANT、ドラマを2時間にまとめるために一本調子になりがちで私の音楽の知識の浅さや・原作未読という状態では感情移入は難しいかも。
それでもやっぱこの音楽の美しさは変わらない。
ピアノやサックス、ドラムにそれぞれの性格が表れていてて聞いてて「ウワ~~」ってなっちゃうんだよね~。

しかし何度も書いちゃうけど……やっぱあの3Dはどうかと思うよ…。2Dのほうがリアルな絵柄で、印象的なシーンでのほとばしるような作画で描いてくれているからさ、3Dモデルのつるっとした質感や、予備動作が無く機械的な動きへの違和感が大きい~。「けものフレンズ」みたいなんだよな~。作画の方にあわせようと色々と工夫をしているのは分かるんだけど……う~~~~んって感じだ。その前に、ザファやエヴァの3Dを見ているせいで、申し訳ないけどやっぱ……ノイズになっちゃってるんだよな。なんか……こんないい演奏なのにチープな3D見せんでくれ…って思ってしまうのだ。担当された3Dアニメーターさんには大変申し訳ないのだが…。楽器演奏で言うと「坂道のアポロン」とか「ピアノの森」とか「リズと青い鳥」とか見てきてしまったせいで、目が肥えてしまったのだ。肥え目~。

演奏シーンを聞くためにもう一回くらい劇場いこかな…?!


尾張


この記事が参加している募集

#映画感想文

66,651件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?