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音楽療法とギター

音楽療法の画像や動画を検索すると、日本ではピアノで音楽療法を行なっている画像がたくさん出てきますが、海外ではギターで音楽療法を行なっている画像がたくさん出てきます。アメリカで音楽療法を学び現地で働いていた私も、セッションでは約9割ギターを使って行なっていました。
ピアノとギターがどちらが優秀?という問題ではなく、どちらにもメリットとデメリットがあります。
私は、
①クライエントのニーズ
②自分がやりたい事がどちらの楽器でやりやすいか
③その現場でどの伴奏楽器が使えるか、また使いやすいか

を考えて使い分けていた感じです。伴奏楽器は複数使えると、セッションのバリエーションが増えクライエントさんができる事も増え、便利な事が多いです。

音楽療法の現場で伴奏楽器としてお勧めなのは、以下の楽器になります。
・ピアノ(キーボード)
・ギター
ウクレレ
オートハープ
・アコーディオン

それでは、ギターの話に戻しましょう〜。
海外での音楽療法のイメージはこんな感じではないでしょうか?
クライエントとの距離感が近いのがギターを使う魅力の一つですね♪

Music Fits Japanで音楽療法や音学レクでギターを使いたい方向けに、ギター講座を行なっている梅田先生が、こちらの動画で音楽療法でギターを使う魅力について解説してくれています。👇
音楽療法用にギターを購入するときのポイントなども話してくれていますので、是非見てください♪

ギターで音楽療法と聞くと、弦楽器が初めての方にはハードルが高く感じるかもしれませんが、ピアノと同じで演奏技術よりも「どう使うか」が音楽療法では大切になります。

例えばの1つの例ですが、「開放弦」というチューニングに変えることによって、クライエントさんと気軽に演奏を楽しめる方法を利用する音楽療法士さんも多いです。吉田先生のプレゼンで学んだ方法を、私はウクレレ講座で紹介させてもらってます。
吉田先生の本はこちら 👇

こちらは、私がウクレレ講座で紹介しているオープンチューニングで、クライエントさんとセラピストが「涙そうそう」を合奏しているイメージの動画です。
私がクライエント役になって、オープンチューニングにしたウクレレを、左手は使わずに右手だけで弦をかき鳴らしているのがわかるでしょうか。セラピスト役の夫が横で、普通のウクレレで涙そうそうを演奏しています。

他にもギターやウクレレを音楽療法や音学レクにおいて「どう使うか」に焦点を当てた、オンライン講座を行なっておりますので、興味のある方は是非受講をお待ちしております。👇(スケジュールは随時下記リンク先にアップデートされます)

独学で音楽療法の為のギタースキルを学びたい!という方もいらっしゃると思います。今はYoutubeやオンラインのリソースを駆使すれば、独学で学ぶことも充分可能です。
ある程度まで自分で学んで、レッスンを受けてみるor講座を受講するのも良いかもしれませんね。

セッションで音楽療法や音学レクを行う為に必要な、私が思う「最低限」習得するべきスキルについて、ご紹介です。

  1. ギターのチューニング

  2. C, D, E, F, G, A のコード

  3. D7, E7, A7, B7のコード

  4. Am, Em, Dm, のコード

  5. 右手のストラミング最低3種類くらい

  6. アルペジオ

  7. 手元を見ずに、動きながら弾き歌いができる

まずは、上記のスキルを身につけられれば、セッションで1つか2つくらいのアクティビティーをギターでする事が可能だと思います。
中でも、音楽療法や音学レクで大事なのは7の「手元を見ずに、動きながら弾き歌いができる」スキルですね。セッション中は、自分の演奏にではなく参加者の方に注意を向ける必要がありますし、集団セッションの中で動きながら音楽を奏でられるのがギターの魅力の一つでもありますから(アンプにつなげている場合は、動くとき注意しましょう〜)、このスキルが身に付く事が一番大切かもしれません。

まずは、始まりの歌や終わりの歌、歌唱で使う一番シンプルな歌をギターでやってみるなど、少しずつ自分を鳴らしていくのも良いかもしれません。

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