誹謗中傷に反論してみる

 先日「誹謗中傷対策として当面の間XのDM欄を閉じる」という発表をさせていただいた。フォロワーさんに少なからず影響を与えてしまうということで、決断するまでかなりの時間を要したのだが、実はまだ釈然としていない部分が大きい。
 俺のところに直接くる誹謗中傷というのは、大抵が「死ね」とか「税金で生活していていいご身分だな」とかそういったことだ。そしてこれはSNSを始めた頃から予想できていたものなので、まだ受け流すことができる。
 しかし、どうにも黙っていられないメッセージというものも少なからず存在する。そこで今回は思い切って、特に頭に来た、もしくは傷ついたいくつかのメッセージに反論してみようと思う。俺は今回の記事をもって、誹謗中傷の具体的な内容については一切触れないつもりだ。いつも読んで下さっているみなさんには、「障がい者というだけでこれだけの暴言を吐かれるのか」という意識で読んでもらえたら嬉しいです。


① 障がい者のくせにジャニーズファンを名乗るな

 これが一番多い。中でも多いのが「ライブに参戦する気がないのにファンクラブに入ってんじゃねーよ」というメッセージ。これについては大きな誤解があるのでここで改めて言っておきたい。
 ライブに参戦する気がないというのは、事実だ。しかし俺は誰のファンクラブにも入っていないし、今後も入るつもりはない。おそらく「あんたさえいなければ自分の席が確保できたかもしれないのに」という気持ちで俺に八つ当たりしているのだろうが、俺はチケット抽選に応募したこともなければ、ネット上以外にファン仲間もいない。つまり、俺がライブに参戦することは未来永劫無いと断言できる。
 実は、「ライブに行かないとしてもファンクラブに入会するメリットはあるな」と考えた時期もあった。フォロワーさんに「ファンクラブは魅力的ですよ」とおすすめしてもらったこともある。
 しかし、今回の件で確定した。俺は誰かのファンクラブに入会することも、未来永劫無い。もし入会したらもちろんこの場で報告したいと思ってしまうからだ。せっかくファンクラブに入って仲間と楽しみを共有できても、中傷の意見の数も比例して増えたのではこちらのメンタルが保たない。
 幸いにも俺は「ライブは円盤で鑑賞するもの」という価値観でこれまでやってきた。ファンクラブに入会できなかったからといってメンタルが崩れることはない。であれば入会しないという選択肢を取るだけだ。まあ、ちょっとだけ悔しくはあるが。

② 障がい者ごときが友だちを作るな

 これも地味にメンタルにくる。最初は、仲良くなったフォロワーさんの友人が嫉妬して送ってきているのかもと思ったが、まったく関係のない人だった。noteを始めてから始まった中傷なので、俺の記事を読んでいる人間の仕業だろう。
 前の記事にも書いたように、障がい者だって人間だ。俺に至っては引きこもりのような生活で、もはや対人恐怖症くらいのレベルになっているが、それでも友だちはほしい。そしてそんな俺の気持ちを理解してくれようとする人も多くいる。友だちくらい作らせろ! 別に高価なプレゼントをばら撒いているわけじゃないんだから(というより、プレゼントとして何か物を贈ったのはNさんだけだし)。

③ お前が出かける時だけ台風来ればいいのに

 これは、ずっと前から定期的に来ていた。おそらくだが、まともに仕事もしていない障がい者ごときが友だちと遊んでいるのが気に食わない、というところだろう。普段ならノーダメージなのだが、実はまさに今日、Nさんとカラオケに行く予定だったのだ。台風で無期限延期になってしまった。この原稿を書いている今も、外は大嵐である。
 もちろん、心ない言葉のせいで台風が来たとは思っていない。思っていないが、しっかり傷ついたのは事実だ。さっきの話にも繋がるが、障がい者だからって友だちを作っちゃいけないのか? 俺にとって友だちとは、推しと並び立つくらいの「生きる意味そのもの」だ。しかもNさんの場合、会えるのは多くても季節に1回程度、つまり1年に4回くらいだ。障がい者はそれくらいの楽しみでさえ持っていてはいけないのだろうか? 誹謗中傷を俺に送る前に、しっかり考えてみてほしい。

④ 推しを利用して金を稼ぐな

 これも定期的に来る。そしてこれにはしっかり意見を述べておきたい。
 俺は「推しを利用して金を稼いでいる」という意識は全くない。「noteでお金を稼ぎたい」という思いがあったので調べてみたところ、有料記事が読まれやすいのは専門的な内容のものが多いそうだ。俺が専門的な知識を持つものといえば、障がい者か推しに関することくらいしかない。より多くの人に興味を持ってもらえるのは推しについての記事だろう。だからそちらを有料記事にしただけだ。
 そして、ここからは若干の言い訳である。
 俺がnoteで稼いだお金は、すべて推しの作品を購入することにのみ使っている。推しグループのCDやBlu-ray、推しの作家さんの新刊などだ。これはnote開始当初にしたフォロワーさんとの約束でもある。「推しの記事でお金を稼ぐのに抵抗がないわけではないから、そこで稼ぐことができたお金はすべて推しに還元する」という約束だ。そしてそれは俺の目標でもある。

まとめ

 本来なら、誹謗中傷への反論なんて無意味だとわかっている。それでもここまで長文の記事を投稿したのは、改めてフォロワーさんにも理解してもらうためでもあった。
 Xを始めてからもう3年以上、noteもそろそろそれくらいになる。最初の頃の記事を読んでいないフォロワーさんも多いだろう。その中には誹謗中傷まではいかなくても、俺のスタンスに疑問を持っている方もいるかもしれない。だからこの記事を書こうと思った。
 俺は基本的に、人間が好きだ。いろいろな人と仲良くなりたいと思っていた。しかし、絶対に相容れないという人もたくさんいるということを今回身にしみて理解した。それでも、俺は人との繋がりを諦めたくない。だからこれからも、みなさんと仲良くしていきたいです。こんなやつですが、ぜひ応援よろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?