【音作り日記】新年早々エフェクターボードを改良したオタクの話
どうも、22年度下半期は全くNoteに手を付けられなかったkです。
いやー、年明けちゃいましたね。遅筆なのはもう自分のスタイルということにしたいと思います(真顔) ゆったり続けてまいりますので、今年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、昨年の嬉しい出来事としてバンド活動が再開できるようになりました。相変わらずコピー中心ですが、課題曲があるのとないのとでは練習の身の入りが段違いですね。2月のライブに向けて課題曲の精度を高めているところです。ちなみに曲のラインナップはこんな感じ。
オリオンをなぞる/UNISON SQUARE GARDEN
Pride/Nothing's Carved In Stone
Sorrows/King Gnu
KICK BACK/米津玄師
うーんこの雑食具合。今回はギターが1本の編成なので、自分の音量や歪みの調整が音圧稼ぎのカギになる気がするけど、今のボードを眺めているとどうにも課題がありそう。前回のボード更新から1年が経とうとしていることもあり、ペダルの入れ替え含めて改めて音作りを見直すことにしてみました。自分の音作りの記録がメインですが、何か参考になれば嬉しいです。それでは行ってみましょう。
今回の目標
自分は曲によってギターを持ち替えるのが好きなので、「シングル・ハム両方使えて、どんな曲にでも対応できる万能ボード」をボード構築の基本理念としています。
今回の曲のラインナップを改めて見ていると、クランチ~ODサウンドが中心となり、一曲の中でどれだけ自然にボリューム・ゲイン量の調整ができるかがカギになってくると考えました。上記を踏まえて現状のボードをみてみましょう。
課題感
うーん、確かに組み込まれているペダルの種類的には「全ジャンル対応」というのは達成できているけど、これ歪みの重ねがけ以外のゲイン調整方法が無いな???
Loop3は曲によって音色を踏み分けるスタイルで対応していたけど、今のままだとメインとして入れているオーバードライブ枠の2つを重ねがけしないといけないので、折角作った音がアンサンブルで潰れてしまいそう。重ねがけをするにしてももう少しナチュラルな音圧のカーブを作りたいんだけど…
Loop3でオーバードライブを重ねがけをするもう一つの弊害はディストーションに切り替えたときの音量差問題。KarDiaNのtitania、めちゃくちゃ良い音するんだけどv1は音量が小さめという特性があり、オーバードライブ同士を最適な塩梅で音量設定すると、今度はディストーションとの音量差が顕著になってしまう…
上記の課題点をまとめるとこんな感じになる。
ボリュームペダルを組み込むスペースもないし、さてどうしたものか…
見直し作業
ここからは各ループを見返して、現状を一つ一つ解決していくことに。
まずは導入部分から…
今は先頭にEchoplexを配置しているけど、正直下味のクリーンが安定するという以外の恩恵を受けていない気がする。これで良いのだろうか。
そういえば今まで音作りをしている中でOne ControlのAIABを通さなかったことは無かったし、これはループに組み込んでいる意味は薄いかも。AIABを先頭に持ってきて、クリーンの下地作りを導入部で完結させてしまえば良いのでは…?
ということでSonic Blue Twangerをクリーン設定にして先頭に配置。このFender系のローミッドが詰まった感じ、安心感あるんだよなぁ…
次に空いたプリアンプ部
折角ループ②が空いたので、音作りに幅を持たせる方向に使いたい。そもそも完全なクリーンの状態で弾くことってあまりないので、ここは「常時歪ませる枠」にしてみたいと思います。
といっても、ここに欲しいのはほんのりクランチにしてアンサンブルに馴染ませる程度の自然な歪み。もう1台のOne ControlのStrawberry Red Overdriveをクランチに設定して常時ON枠に。ミッドに寄ったマイルドな歪みなので籠らないかなぁと懸念してたんですが、ワンコン同士だからか相性良いんですかね?コンプも効いてるお陰で良い塩梅の抜け感に仕上がりました。
もう一台の候補だった新入りのRawkworks Light ODもケンタ系で役割としてはピッタリだったんだけど、しっかり歪ませた方が本領発揮してくれそうだったのと、意外にもメイン歪みとの相性が微妙だったので今回は不採用。いつか使いたい…
メインのオーバードライブとディストーション
ここまで色々歪みペダルの重ねがけを試してきて思ったのが、「基本やるもんじゃない」でした。シンプルに相性が良いペダルを見つけるのが難しいんですよね。某凛とした北嶋さんの信者たちに粛清されそうな発言ですが、あれメチャメチャ難易度高いことやってると思うんですよねぇ…
ということでループ③はざっくり「歪み枠」として、メインとなるODとディストーションを1つずつ当てはめることにしました。前者は万能なStudio DaydreamのJRM-ODv4を、後者はKarDiaNのtitaniaを据えて、音量をTitaniaに合わせる形でJRMを調整。
ループ分けてればプリセットは組みやすいんだけど、冷静に考えて1曲の中でオーバードライブとディストーションを別々に使うことってそうそうないよな、ということに気が付いたので、ここは同じループ内に組み込んで踏み分けることに。何なら同時ONでもtitaniaがJRMを上手いこと食ってくれるので、踏み間違えても致命的なミスにはならなさそう。
最後のクリーンブースター
クリーンブースター枠にはEchoplexを採用してループ④に組み込み。
Echoplexって+10db位できるので、概念図でいうところの「音圧統制約」にピッタリだったんですよね(というか、これが本来の使い方だよな…)。多少ウォームな音色になるものの、狙った音圧に設定できるし、ディストーションの音量補正にも使えるので強い。ループ②のクランチを含めると、3種類の歪みが2chエフェクター化したようなイメージです。自然にブーストで音圧を稼ぐことができるようになり、対応力が激増しました。もっと早くこうしとけばよかったな…
その他
プリセット(メインブースター・ファズ・空間系)は今回は特に弄る必要が無いので割愛。ちなみにMIDIを大量に設定しましたが、これがマジで疲れた…Sorrowsとか、空間系いっぱい使いたいからね… 中々にマニアックな話になりそうなので、これはどこか別の機会でお話しできればと思います。中々日本語メディアでMIDIの設定解説って無いし、いつかやりたいな…
ちなみにプリセットの管理用にこんなの作ってました。
最終レイアウト
うーん、メチャメチャ使いやすくなった。音量調整が容易でライブ向けになったって感じ。改良の余地としてはクランチのON・OFFをプリセットで解けたら最高なんだけど、現状一杯だしこれで良しとしよう。
これからも大きな組み換えをする際は、どんな考えでボード組んだかを記録として残していこうかと思います!楽しみにしていただけると幸いです。
…年始一発目をこんなエゴ全開の自己満記事で始めてしまって良かったのだろうか……
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