名曲549 「気球にのってどこまでも」【東京混声合唱団】

ーー小学生のときに歌ったことがある人は手拍子ーー

【気球にのってどこまでも【東京混声合唱団】】

 同世代の友人とのドライブ中だった。友人の車に乗っていたときのこと。

 友人は私以上に幅広く音楽を知っており、多くのCDアルバムを持っている。昔の曲についても同世代で唯一ギリギリ話がわかってもらえるレベルである。ちなみに私が最近の曲を知らなすぎるあまり、平成以降の曲についてはほとんど話が嚙み合わない。

 友人の車から妙に懐かしい曲が流れた(約1万曲の中からランダムで流れる仕組みになっている)。私は思わず噴き出す。

「これ小学生のときに歌ったやつじゃん」。

 友人とは小学校の頃からの付き合いであった。「そう、俺もめっちゃいい曲だと思った」。まだ私がいい曲だと言う前に、すでにそう答えていた。

 気になって調べてみると、やはり私が小学生のときに音楽の教科書に掲載されていたものだとわかった。合唱曲である。このnoteではいつぶりになるだろうか。

 当時の思い出補正もあるとはいえ、やはりこの曲はいい。昔もきっと子どもながらにそう思っていたはずで、だからこそ大人になっても思い出せたのだ。

 そして上記の動画を発見した。これはまさしくプロの仕業。いやはや、なんて楽しそうな歌声だろう。東京混声合唱団の動画は必見である。いい大人たちの無邪気な様子がたまらない。演劇、芸術。音楽以上の表現力を堪能できる。

 この曲は1974年の第41回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲だったそう。つまり昭和のころから歌われている。きっと私以外にも多くの人が子どものころに歌ったのだろう。ではでは。

 より当時の雰囲気を思い出してもらうために。懐メロテロを送り込もうじゃないか。ちなみに1番の手拍子は必須のようだ。もう私は忘れてしまったが、きっと恥ずかしそうに手を叩いていたことだろう。昔は音楽の授業がそれほど好きじゃなかった。歌声を皆の前で披露するのが苦手だったからである。気づけば人は成長するもので、恋人の前でも余裕で歌えるようになった。

{ときにはなぜか 大空に 旅してみたく なるものさ 気球にのって どこまでいこう 風にのって 野原をこえて 雲をとびこえ どこまでもいこう そこになにかが まっているから}

 ランララララララララ、ランララララララララ。チャチャ、チャチャ。

       【今日の名歌詞】

ときにはなぜか 大空に 旅してみたく なるものさ



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