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語学講座を分析その2 カフェトーク

 こちらは世界中の講師が、個性豊かなレッスンを提供しているサービス。語学以外にも様々なジャンルが受講可能。より目的に合ったレッスンを探せるし、一回ずつ自由に選び、組み合わせられるので無駄がない。

 最初に生徒アカウントを作り、その後自分に合った内容と価格でレッスンを提供している講師を探す必要があり、少々面倒くさい。多彩なレッスンから選べるのは良いが、あまりにも選択肢が多過ぎ、検索しているだけで結構な時間を取られるので、多忙な人には向かないかもしれない。

 基本はSkypeレッスンである。よって、WiFiの接続状態が良くないと、中断する。中断が酷かった場合、保証がされるらしいが、そこまで接続状態が悪かったことはないので、保証制度を利用したことはない。

 メリットは、あるとあらゆるレベル、内容、目的に合ったレッスンが提供されており、事前にこちらの要望を細かく聞いてもらうことが可能なことである。気の合う講師が見つかれば、継続してずっと受講できるし、講師個人がそれぞれに提供しているため、信頼関係が築きやすい。また、レッスンの良さが口コミに反映され、生徒獲得が増えるという仕組みなので、熱心に親切に教えてくれる講師が多い印象。会社が一括管理しているオンライン語学レッスンとは、その辺りが全く違い、レッスンの質が良い。

 デメリットとしては、まず選択肢が多過ぎて、自分に合ったレッスンを検索して選び出すだけでも一苦労である。価格は良心的なものが多いが、レッスンに求めることを考え出すとキリがない。なので、とりあえず時間帯と価格が合うレッスンを探し、自分の要望を書いてリクエストした方が、時間が無駄にならない。内容が合えば継続して受講すれば良いし、合わなければ他の講師を探すことになる。なかなか希望通りの講師が見つからない場合、時間が無駄になる。

 注意点は、一度Skypeで繋がると、たまにレッスンとは関係ない時に、頼み事などしてくる講師がいること。例えば、私は日本語教師資格を持っているので、講師が始める新しいプロジェクトで、無料で日本語を教えてくれないかと頼まれたことがある。誰とでもすぐ仲良くなってしまうような人は、情報を言い過ぎないよう注意。

 また、双方が相互理解できる共通言語がない場合、レッスンの要望を伝えることさえ難しいと思われる。よって、完全な初心者には利用が難しく、効果が乏しいような気がする。そもそもオンライン講座は、独学の補完や、中級レベル以降に適しているように思われ、初級者にはやはり生の授業が最適なのは否めない。

 とは言え、カフェトークはまあまあ気に入っており、スペイン語の添削を継続して利用している。800ワード¥500と良心的で、説明も非常に分かりやすい、なかなか良い先生を見つけてしまったからである。もちろんSkypeを使ったレッスンも多数あるのだが、自分の早口とせっかちさが災いして、そもそもオンラインで喋るというのがどうにも合わないため、添削の方がメリットを感じるからだ。1週間に一度でも、3ヶ月に一度でも構わないというフレキシブルな部分も、有難い。

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