カセットテープダイアリーズ
もうすぐ春ですね?どうですかね?もうそろそろ春でもいいと思います。花粉は嫌ですけど。海端ドロシイです。
2月もあとちょっと。なんだか映画をたくさん観ています。
Netflixで観ました。
「カセットテープダイアリーズ」(原題:Blinded by the light )2020年4月日本公開(コロナで延期)。
イギリス郊外の小さな町ルートンに住む主人公ジャベド。作家になる夢を持ちながらも、若い頃パキスタンから移民してきた保守的な父との確執や人種差別にモヤモヤしている。近所に住む親友マットだけがその壁を持たない。
ある日高校の同級生に貸してもらったブルース・スプリングスティーンのテープを聴いて、モヤモヤがどんどんと消えていく。どんどんと溢れていくジャベド。そして溢れていく先に見つけていくあれこれ。
ラストでどっばーって泣いてしまいました。静かに泣きました。コミカルの中にある静かな怒り、静かな悲しみ、静かな絶望、静かな希望、未来。ひとりひとりがいとおしいです。
個人的に妹の存在、マットの存在が癒しでした。ひとりでも気持ちを聞いてくれる人がいる安心感。家族と友達がいてくれる安心感。とてつもなく悲しかったり苦しかったりの時間があるわけではないけど、静かに自分と重なっていく瞬間の多い映画でした。
いとこの結婚式でみんなが正装してるのですが、お洋服が美しいんですよね。パッとした明るい故郷のお衣装。
「彼はパキスタン人だ!」(パパの笑顔と共に)
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