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日常からの”はみだし”

この前の週末は大宮駅東口の路地裏で絵を売る催し「画家の小道」に参加してきた。


路上で誰でも何でも売っていい感じで、なんだか海外の市場みたいで、とても新鮮な気持ちになった。寒かったんだけど、春先とかいいかも知れない。

昨年からポストカードを作り始めたけど、思いのほか好評で嬉しい。買いやすいってのもあるんだと思うけど、自分としてもポストカードが好きで作ってるので、それを褒められると単純に嬉しいなと思う。雑貨屋的なノリで作ったり売ったりするのが楽しい。売り方にもいろいろあるんだなというのも見ていて面白くていい。あと、久しぶりに自分の絵も人に見せていろいろな感想が聞けたもの面白かった。なんか、そういう気取らない感じがいい。


似顔絵を描いている若い男の子がいて。路上で似顔絵を描いて生活していたんだとか(すごい!)。可愛らしい雰囲気で人懐っこい感じで、これは売れるだろうなーと見ていて感心してしまった。彼とそのような話をしながら10分か15分話しながら似顔絵の完成を待つのはとてもおもしろい体験だろう。似顔絵はその体験のお土産。「大宮の路地裏でね、偶然見つけた似顔絵描きの人に描いてもらったの!」それだけで、もうなんの変哲もない一日から、ちょっとだけ”はみだした”感じがする。案外人が求めているのは、そういうちょっとした”はみだした”体験なんだろうなと思う。

かくいう私も、路上で占い師をするという夢を叶えたんだけど(笑)、それもきっと一種の体験なんだろう。静かなエンターテイメントだ。そういう気持ちで楽しんで受け取って、彼らにとっても自分にとっても、日頃のささやかな”澱”がとれていく時間になっていたらいいなと思う。



ちなみに、「画家の小道」は参加費は無料で定期開催しているので、興味を持った人は参加してみてもいいかも。画家の小道とは言ってるけど、スプレーアートとか写真とか、イラストとか、写実的な油彩とか、割となんでもアリな感じでしたよ。飾り方も自由でした。自分は机を持ってったけど、海外みたいに地面にシートを敷いて並べてた人もいたし。

興味持った方はこちらから問合わせてみてね。












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