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書評 深夜特急シリーズ


大分間を開けてしまったのですが、本日は書評を軽くしていきたいと思います。

『深夜特急シリーズ』について

皆さんは深夜特急シリーズについてご存知ですか?
ノンフィクション作家沢木耕太郎氏が描く紀行小説シリーズ、全6巻をまとめたタイトルになります。

その魅力とは…

 僕自身この本を読んだのは20代になってからなのですがこの本の魅力は、まさに現代でこそ発揮されるのではないかと個人的に思います、舞台は80年代、20代後半に差し掛かった主人公である沢木氏が香港からロンドンを自分探しのような目的もはっきりしない、曖昧で冒険的な旅をします。
混沌としたアジアからヨーロッパへの景色の移り変わりが巻を重ねるごとに丁寧に描かれており、
現地の大学生から言語を覚えたり、言葉の壁からトラブルにぶつかったりとデジタルとはほど遠く、人との繋がりが言葉での交流(コミュニュケーション)で成り立っていた当時の時代背景が如実に伝わって来ます。

読後感について…

本書を語る上で欠かせないのはまさに読後感ではないでしょうか、
「今にも旅に出たい」
「ザックを一つ手に持ち旅に出てみようではないか」

そんな20代の純粋な探求探を改めて取り戻してくれるシリーズではないかと思います。

そして、実は90年代に大沢たかおさん主演でメーテレにてドラマ版も制作されており、駆け足気味の内容にはなっているのですが観て損はないかと思います!
YouTubeで検索すれば出てくるかも?


そんな訳でぜひぜひ皆さんも『深夜特急シリーズ』一度は読んでみて下さい!!


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