実はドーナツ屋で働いています

親しい人、この人なら分かってくれそうだなという人にはお伝えしていますが、今私はジョイントベンチャーで会社員をしながら、ドーナツ屋で働いています。
どうしてそうなったかの経緯はまた詳しく書きたいと思う。

直近の森星とYOUの対談で、森星が「ジュース屋をやりたいと思っている」という話をしていて、それに対してYOUは私はアルバイトをしているという趣旨の返答をしたことが印象に残った。

側から見たら充足したような仕事で不自由なく暮らし、面白い仕事をしているように見えても、目の前にある仕事やそれがふっとなくなった時に渇望を感じるかどうかは人それぞれ。

私は運よくチャンスをもらってドーナツを始めることができて、笑顔になる回数が増えた。
その一方で、自分自身でお店を持つことの大変さも身をもって知ることができた。
社会人になって、徐々に自分の仕事の責任に対しての実感が湧けば湧くほど、これを自分のresponsibility とするのは勇気のいることだと気づいた。
(最近、自分の気持ちを表現したいときに日本語ではなくて、英語で表現したいと思うタイミングが増えた、英会話を始めたからなのか・・・?)

バイトだから手を抜くとかではないけど、この事業だけ真面目一筋というのは飽きっぽい自分には向いていないと思った。

人には、好かれる星が存在するということ。
接客って誰でもできるように思っているかもだけど、なんとなくぎこちない感じが抜けずに
一生懸命なんだけど、この人から買いたいとは思わないなとか、
社会人になってから意識することが少なかったけど、このアルバイトをきっかけに接客にも上手い下手があるんだということに気づいた。
ある程度は慣れもあるけど、生まれ持った顔つきや20歳までの生育環境でほぼ決まるような気もする。

自分ができないことができるようになることは面白いが、可能であれば
自分は細かい変化に気づくとかが得意で、例えば今日は生地の配合が違うとか、タッパーを変えたとか。接客を楽しむポジションよりも、職人気質的に食感やフレーバーを追求したりすることや業務の段取り効率化を追求することの方が好きなのかもしれないと思った。

また、物事を深く考えたり(考えすぎたり)できることも、自分の強みだと思った。
ない者ねだりで、もっと気楽に考えられたらいいのになと思う時もあるし、
人生のトータルの幸福度的には、なんでもウェルカムで考えられない方が良さそう。

接客や店主とカナさんと話している時間は、心が安らぐし、
ただ、なんでもない会話を挟む方が自分にはあっている。

大学生の時は疲れすぎていて、注意力が極端に落ちていたり、バイトを楽しめるような状況では肉体的も精神的にもなかった。今、こうやってどちらもある程度の余裕がある状態で取り組めたので、自分の気持ちや発見にもゆっくり向きあうことができていると思う。

自分が思ったよりおしゃべり(気の許した相手とはずっと何か喋っていたい、沈黙が気まずいタイプ)であることも分かった。

そぞろなメモはこれくらいに・・・

続く。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?