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2009 バックパッカー日記 東南アジア編 (タイ バンコク) #3

2009/JAN/18 タイ バンコク 入国
2009/JAN/24 タイ ノンカーイ 出国
2009/JAN/24 ラオス ヴィエンチャン 友好橋 入国

1月18日、無事、バンコクに着き、カオサンの近くにあるゲストハウスに宿をとりました。
15年ぐらい前ですが、宿を予約する手段などもなく、
街に着くと、いつも空室があるか探し回って、宿を決めてました。
旅人からの情報で教えてもらった人気の宿に空室があると、うれしかったです。

それでは、1月20日からの日記を読んでみたいと思います。↓

1月20日
バンコク、暑い。昼間と夜の暑さは、半端ない。
寝苦しい夜が明けて、朝の涼しい空気が大好きだ。
理由もなく日本を出てから2週間。ゆっくり、ゆっくり時間がながれる。毎日。
僕が、もう一人の僕にバトンタッチしたんだと思う。
ゲストハウスの1階で、白人の女の子と目が合う。どこから来たのだろうか。同い年ぐらい。
一人でいる時間がどんどん好きになっていって、女の子と話す事もなくなった、
コミュニケーション障害な感じ。
誰も僕の事を知らないし、僕も誰の事も知らない。僕が、僕で、あなたが、あなたってこと。

いつからだろう一人でいる事が当たり前になったのは。
あんまり友達の多い方ではない。数えるほど。たまに会う。
たくさんの人。家族、仲間。兄弟。父。母。
たくさんの国 たくさんの言語 テレパシー シンパシー 動かす冒険 
得る経験 活かす 行動で話す 独りで過ごした時と場所 心理と格闘 

1月21日 
バンコク~ノンカーイまで
片道チケット253B。3RD CLASS。
バンコク、4日目。気温は、昼間に一気に30℃まで上昇。ラオスまで一直線。
熱帯モンスーン気候。初上陸。窓の下、夕日が差し込む部屋。
学校から家路を遊ぶ子供の声が届く。表現する子供。神様のステージ。
造るイメージと行動する戦士たち。息のある声たち。勢いのある彼ら。夕飯を作り始める女たち。タイの香辛料を使って匂う料理。

僕は今、バンコクにいます。1月なのに、扇風機がないと寝れません。
贅沢をしてきた僕は、欲しい物は欲しいだけ手に入れてきたんだと思います。
必要な物は一体なんなのか、わかりません。
一人でいる事でしょうか、家族といることでしょうか。
それだけが、僕にとっての必要なものなのか。
欲しいものが僕の周りから、今どんどん消えていきます。
だましだまし、やってきた欲しいものが、
結局は、あんまり物をほしがらない僕なので、消えていったんです。
今、僕の欲しい物が友達でも、必要な物が友達でもないのです。なぜでしょう。
道を探す事が必要なのでしょう。
何かできる事、何か、僕にできる事が、きっとあるはずです。
街並をみたり、バスにぼーっと乗っているのが楽しいです。
みんなが同じペースでリズムを刻んでいないって感じます。
日本とタイでも違うし、東京と僕の田舎でも違いますが、
そんな流れを感じて過ごす事は、とても大切じゃないかと思います。
焦ってもどこにも行けないんだと思います。
明後日、ノンカーイに行って、ラオスに行きます。
少しは、計画を立てるのも好きになりました。
適当さもありますが、少し緩くなった感じです。

もう少しで夜になりそうで、陽が暮れていきます。
子供たちの声も少しずつ小さくなってゆきます。
ましな事を書ければいいですが、歯が立たないです。
昨日、伊坂幸太郎の重力ピエロを読みました。
一気に読み上げてしまって、もったいない気がして仕方がないです。
あんなにも面白い物語だと新幹線のように進んで、ドキドキ感が残ります。
興奮したって事だと思います。

ビールを飲みたくなるのは、暑さのせい。
ビールを飲んでる人が多いのは、暑いからだなぁ。

一人で想いに耽ってる、25歳の僕がいました。
詩みたいな文章を書いてます。
バンコクからラオス国境までの列車、夜移動で、イス席で行った記憶があります。

次は、タイからラオス国境越えまでを書きたいと思います。

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