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教えて!お金の神様「保険ショップから生命保険の提案を受けたのですが、見直しの余地があるかをアドバイスを頂けますか?」

Q. 保険ショップから生命保険の提案を受けたのですが、見直しの余地があるかをアドバイスを頂けますか?

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A. 保険は素材です。条件が同じであれば保険料の支払額は同じなので、保険という素材の調理の仕方の腕前が大切になります。

必要な保障を適格にアドバイスできるお金のリテラシーが高い(腕の良い)方の提案から加入することをお勧めします。柔軟な提案をするためには、経験やリテラシーの高さを始め、提案する人が「実際どれくらい運用した実績があるか?」は大切です。保険という素材をしっかりと費用対効果が良い提案なのかを検討することをお勧めします。

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よくわかる解説

保険はいろんな経路で加入することができます。保険ショップはもちろんのこと、銀行でも取扱いはありますし、ネットで入る保険などいろいろな経路があります。どこのルートから加入しても保険料は同じです。例えば、家電の購入であれば価格比較サイトを見たり、複数の電器店で相見積りを取ると同じテレビでも価格の差が出ることもよくありますのでじっくりと価格も比較して購入するお店を決めることもあると思います。しかし、保険は加入する生命保険会社Aの商品である時は、どの経路から入っても同じ商品の同じ保証条件であれば支払保険料は変わりません。

保険料の支払額は同じなので、保険という素材の調理の仕方の腕前が大切になります。必要な保障を適格にアドバイスできるお金のリテラシーが高い(腕の良い)方の提案から加入することをお勧めします。例えば、年収が1500万円、貯金が8000万円ある方と年収が400万円ぐらいで貯金はほぼ0という方を比べたの保険という素材の活かし方は違います。私は13年間ファイナンシャルプランナーとして多くの方に保険の提案や相談にのってきましたが、保険提案は提案する人のセンスや人生観がにじみ出ると思っています。
保険は金融商品です。金融商品だからこそ、お金のリスクの備え方は保険だけではありません。例えば、病気で入院した場合を考えて、医療保険で備えるのも1つですが、条件によっては貯金でまかなうという考え方もできます。「老後に介護生活になったら心配」という時の備え方も介護保険でももちろん良いですが、老後に向けて利回りが良い金融商品で老後資金を積み立てていくという考えもできます。

このような柔軟な提案をするためには、経験やリテラシーの高さを始め、提案する人が「実際どれくらい運用した実績があるか?」は大切です。保険を勧めているけど、自分は保険入ってないなんていうこともあるかもしれません。だから、費用対効果の観点で皆さんが提案を受けた商品が理にかなってるのかどうかを検討することをお勧めします。


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