お金が貯まるようになるたったひとつの考え
本日から4月ですね。先日、「新社会人が老後までに5000万円貯める方法」という記事を書きました。複利の力を使うと労力(投資元本)が少なくても老後を豊かにできる話をしました。
まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。新社会人向けに書いていますが、お金の原理原則は新社会人でなくてももちろん有効です。「始めたいときが始め時」だと思いますのでぜひ貯金を始めてください。
この記事の中で月に25,000円貯めるという話をしています。私の相談者の中にも実際にいたのですが、この25,000円を捻出するのがなかなか難しいという相談を頂くことがあります。「確実に」25,000円を貯金するにはたったひとつのコツがあればできるようになります。今日はこのコツを伝授しますのでぜひ今月から実践してみてください。
貯金ができない人の最大の問題点は「給料から生活費を使って、『残ったお金』を貯金する」という考えです。この考えだと「なんとなく節約して1万円残ったから貯金する」「お盆や年末は実家に帰省してお金を使うから貯金できない」のような方向になって「年間でいくら貯金できるか」わからないですよね?
実は貯金ができない人の問題点はこの「先に生活費を使う」ことです。だから、この考えを逆にするのです。つまり、「給料から先に貯金をして、『残ったお金』で生活をする」という考えです。考えとしてはシンプルですよね。これを私は先に天引きで貯金をすることから「先取り貯金」と呼んでいます。こうするだけで確実に目標の貯金額(先日の話では25,000円)を貯金することができるようになります。
「何だ!そんなことかよ!」と思ってスルーしないでくださいね。
お金はあれば使ってしまうのが人間です。例えば、手取りが20万円だとして全額を使っても良いとすれば、20万円に合わせた「会社から近いキレイなマンション」に住むと思います。東京だとオフィス街近辺のマンションはやはり高いです。ワンルームでも10万弱の家賃が掛かることが多いです。
しかし、先に2万5千円の先取り貯金をして、残り17万5千円が手取り収入だとしたらどうでしょうか?その分、まず家賃を下げますよね。人によっては飲み行く回数を週に2回から1回に減らすかもしれません。とにかく17万5千円しかないので足りるように生活すると思います。
このように持っているお金で生活するようになります。でも、結果的にできている貯金額はどうですか。前者の場合は0円ですが、後者の場合は年で30万円分の貯金や投資ができています。シンプルな考えの差なのに年で30万円も差が出ます。もちろん複利で貯めたら毎年30万円以上の差が付いてきます。40年で投資できる元本も1,200万円です。たったひとつ行動の差でこれだけ大きな「差」になります。ぜひ先に貯金をする仕組みを導入してください。
自分の意志で「先取り貯金」が難しいということアレば、財形貯蓄制度やiDeCo、銀行の自動積立定期貯金など、自動的に貯蓄に回してくれる商品も多数用意されているので、加入して貯めるようにしましょう。
特に4月から新社会人になる人は「新しい生活が始まる」時で習慣を作りやすい時だと思います。始まりが肝心です。しっかりとお金を貯めることを今月から始めることをお勧めします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?